ジパング・コード®を学ぶ人、実践する人を育成し、世界に向けて「和の精神」を広げる
命名言霊学協会

12月に「第九」が演奏されることをジパング・コード®で考えてみる。

12月に「第九」が演奏されることを
ジパング・コード®で考えてみる。
 
大阪の二日間の講座を終えて
金沢に帰ってきました。
明日の事務整理で
今年の仕事納めになります。
年明けは1月5日の東京から仕事始めです。
10日あまりの日々で今年の反省と来年の展望を
ゆっくりと考えてみたいと思います。
 
12月の風物詩と言えばベートーヴェンの
交響曲第9番「合唱」の演奏があります。
 
特に大阪の一万人の第九演奏が有名です。
ことだま師®の方が、この大阪の一万人
「第九」演奏会に二回参加されました。
そのお話を伺って感銘を受けたので、
少し、第九について調べてみました。
 
特に気になったのが、一万人の第九合唱
自体、世界でも例のない大きなこと。
感銘した外国人が母国でも、大勢の人を
集めて日本のように演奏したいと思っても
一万人など無理の無理で、せいぜい500名
から始めないとできないこと。
 
それと年末の12月になぜ演奏をするかです。
第九は特に季節が歌われているわけではないし
12月にやっているのは日本くらいです。
 
この2点がとても気になりました。
 
一万人、それも素人です。
規定の回数のレッスンを受けるとしても
3ヶ月ほどのレッスンで一万人が12月に
あつまり合唱できること。
これは日本人だからできる業績では
ないかと思うのです。
 
一つの指揮に合わせて一万人が一斉に
動くことは、和の精神を根っこに持った
日本人ならでは行動ではないかと思います。
 
そして12月になぜ演奏会をやるかです。
理由はいろいろとあるようです。
 
戦前、紀元2600年記念行事で外国の著名な
指揮者を招いての「第九」の演奏会が好評だった
こと。それと「第九」の演奏には集客が見込まれる
ことで年末にオーケストラの人たちの収入になる。
そんな経済的な理由もあるようです。
それも理由とは思うのですが、ジパング・コード®で見ると
また新たな視点で見られて面白です。
 
理由は
「第九」の第4楽章が
「歓喜の歌(喜びの歌)」であること。
第4楽章を男女が合唱すること、
このことに意味づけします。
 
交響曲の演奏に、人の声、ひびき
それも男女の声の響きが重なり合う
そのことにすごい意味があります。
これぞまさしくジパング・コード®の世界では
ないでしょうか?
 
言語は「ドイツ語」ですが、日本人がドイツ語の
意味を知り、その思いで歌声にする。
それが一万人の響きなれば、それは素晴らしい
音の場がそこに創られるのです。
このことはジパング・コード®の世界観と同じです。
つまり日本人の世界観と非常にマッチするのです。
 
タイトルが「歓喜の歌(喜びの歌)」も
非常に意味深です。
 
それを年末の12月、または大晦日に行うのは
ジパング・コード®の世界観とあまりにマッチしていて
恐ろしいくらいです。
 
日本語は行があります。
あ行~わ行までの10行で成り立っています。
 
「あ行」で始まり「わ行」で終わるのが
日本語です。そこに意味づけしたのが
名前のことだま®「行の法則」です。
 
なぜ最後が「わ行」なのか?
なぜ始まりが「あ行」なのかについて
意味づけをします。
 
「あ」は新しい、始まりということで
希望という意味を持ちます。
「あ行」で始まるのは希望で始まることを
教えているのです。
 
「わ」は「歓声の音」です。
「わーっ」という喜びの音なのです。
最後は歓声で終わる。喜びで終わることを
日本語の行は教えているのです。
 
12月に第九の合唱が行われる理由は
ことだま的に見ると、喜びで終わるため
12月に第九の合唱を行う。
そこで「歓喜の歌(喜びの歌)」で一年を
締めるのです。
 
一年を喜びで終える風物詩が
年末の「第九」演奏会なのです。
 
そして、日本語は終わると上がるという
不思議な表現があります。
 
双六は終わると「あがり」
仕事は終わることを「あがる」
原稿が完成するのを「原稿があがる」

上がるとは新しい始まりのことなのです。
 
その終わる時の感情が
「わーっ」という喜びの言葉です。
 
12月を喜びで終わることで
新しい始まりの1月を迎えることができる。
 
大晦日に第九の演奏を行えば
終わる頃に年が明けて、
「あけましておめでとう」と
新たな始まりになります。
 
今年も一週間を切りました。
第九の歓喜の歌のように
喜びの思いで一年を終えて
新しい一年を迎えることができるよう
お祈りします。

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