VOL.3
【謎のひめ神、くくりひめは何をささやいたか?】
日本神話は今の私たちに生き方を
教える知恵の書です。
神々が神芝居をしながら、私たちに
こうしたら成功する、こうしたら失敗するを
物語として教えています。
知恵の書として「古事記」を見ると
生きる知恵が満載です。
前回のブログはこちら
下記の2つが、きくりひめ(菊理姫)が謎の女神と呼ばれる理由です。
①膨大な神話に一文しかでてこない
②言葉をかけて仲直りさせたが何を話したか分かっていない
日本書紀に一文しか出てきませんので
どんな神さまか全く分かっていません。
そのためいろんな説が出ています。
名前のことだまは「ことだまの神さま」と見ています。
それは仲直りさせたのが言葉だからです。
でも、どんな言葉をかけたか書いていない
古今いろいろな人たちがこんな言葉をかけたのでは
ないかと説明してきました。
直感とか霊言で、こんな言葉を「くくりひめ」が
語ったという方はいますが、根拠が余りに弱いので
この類いは横に置きます。
文献、日本書紀から「くくりひめ」の言葉を推測してみます。
○原文(全部漢字で書いています)
是時、
菊理媛神亦有白事
伊弉諾尊聞而
善之
乃散去矣
○現代語訳
この時
菊理姫があらわれて
言葉をかけました。
イザナギ(男神)は
この言葉を聞いて
それはいい言葉だと行って
その場を離れて地上に戻りました。
菊理姫(媛)が登場するのはこの一文だけです。
何かを話したけど、なんと言ったか何も書いてありません。
菊理媛神亦有白事
亦有=現れて
白事=言葉を話しました
こんな訳です。
全く分かりませんね。
でも、実はこの言葉の中に
菊理姫が何を言ったか書いてあるのですね。
そのヒントが「白事」です。
「白」という言葉がどんなときに使われるかです。
その例が「祝詞(のりと)」です。
祝詞の最後を締める言葉が以下です。
畏み、畏み、白す
(かしこみ、かしこみ、まおす)
祝詞では神さまに申し立てるときの言葉が
白す(まおす)と言います。
神さまの前に嘘偽りない言葉を述べますという
意味なのです。
現在でも私たちは次のような表現を使います。
白状
自白
告白
潔白
嘘偽りのない表現を「白」という言葉を使います。
これが分かると「白事」は本当の事を話しました。
正直な気持ちを話しましたそんな言葉だったことが分かるのです。
菊理媛神亦有白事
これは菊理姫が
本当の事を話した
正直な気持ちを伝えて
そんな意味になるのです。
菊理媛は果たしてどんな
本当の言葉を話したのでしょうか?
どんな正直な言葉を伝えたでしょうか?
そして、なぜイザナギ(男神)は
その言葉を聞いて感心したのでしょうか?
喧嘩した二人が仲直りする言葉とは
どんな言葉なのでしょうか?
それは最終4回目でお伝えします。
(次回に続く)
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