ことだまで見るアニメ、まんがの登場人物の名前
一回目 のび太とせわし(ドラえもん)
今日は
アニメ、マンガ家の作中で出て来る
登場人物の名前についてことだまから
考えてみたいと思います。
漫画でマンガの登場人物の名前は作者の
ごろ合わせが多いです。
藤子不二雄などはその代表例です。
藤子不二雄の代表作に「ドラえもん」があります。
1969年に連載が始まった「ドラえもん」
もう50年になります。
全世界で1億7千万冊も売れているそうです。
ドラえもんの中の登場人物の「のび太」と
「セワシ」について書いてみます。
「のび太」の名前はのんびりした人物を
イメージしてつけられたのでしょう。
のんびりしていて自分の抱えている問題を
そのままにしてしまう。
そしてそれが本人だけでなく
未来の子孫にも影響をあたえてします。
そこで問題解決をするために現れて来たのが
のびたの孫の「セワシ」です。
せわしい意味からのネーミングと思われます。
せっせと問題を早く解決して欲しいと
「のび太」とのんびりに合わせて「セワシ」に
したのだろうと予測されます。
親が子供に何らかの意味合いを込めて
名前をつけるように、
想像の人物であっても作者の中に
何らかの意味合いがあって
登場人物の名前がつけられると思います。
そしてそれは単に作者の思いだけでなく、
その作品の中での役割が登場人物の中の名前の中にも
込められているのではないかと思っています。
ことだまで登場人物の名前を見ていくのも
なかなか面白いものです。
「のび太」の名前のことだまの見方は
成長がキーワードです。
「のび太」には人間的な成長を
願ったのが、このマンガの意味です。
そのヒントが「の」のことだまです。
「の」は二つの意味を持ちます。
伸び伸び
法(のり・法則)
のびのびと自由に動くこと。
それで「成長します」
そして、もう一つ大事なこと。
それが法則(ルール)を大事にする。
法則(ルール)というと
私たち日本人は守るという
気持ちが強いですが、
法則(ルール)は作るという
一面もあります。
マイルールの必要性ですね。
人はどうであれ、自分はこれだけは
大事にする、守るという
マイルールのことです。
のび太の孫のセワシ君は
祖父のび太の問題解決の
ために役割がちゃんと名前の中に
込められていたんですね。
「せわし」の「し」のことだまは
問題解決です。
問題解決のためにセワシ君は
「ドラえもん」をのび太に
与えたということとしてみると
このマンガはさらに面白く見えてきます。