名前のことだま®を学ぶ人・実践する人を育成し、世界に向けて「和の精神」を広げる
命名言霊学協会

「分かる文化」の国の人(稲葉優子)

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神奈川県在住の稲葉優子です。

台風19号の被害の大きさに驚いています。

本当に想像以上で、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
1日も早く復旧・復興致します事をお祈り申し上げます。

 

 

今月のリレーブログは「私が好きな日本文化」。
お題を聞いてすぐに浮かんだのが
子供の頃からの、ある情景です。

 

 

実家は理容店でした。

 

それは、お正月を祝う鏡餅のお飾りの前に

 

お店がお正月休みの数日間、

三方(さんぼう)の上に白い紙を敷き、その上にキチンと並べて供えられた

理容師が持つ
ハサミとクシの凛とした姿です。

 

隣には お正月用の華やかなお花も生けられました。

 

 

今年も一年使わせて頂き、

無事にお客様をさせて頂いて、日々暮らす事が出来ましたという感謝と

新たな年も、どうぞよろしくお願いしますという意味の様です。

 

「道具に食べさせてもらっている。」という表現を父はしていました。

 

『え~~??モノなのに~~??』と、
それは不思議でもありましたが、

子供ごころに
何だか分かる気もしました。

 

名前のことだまは日本の文化がベースです。

日本人はモノに対する気持ちがとても深い民族だそうです。

八百万の神・・と表現するように、自然の木や岩や風などのあらゆる現象に
タマシイを感じる事が出来る感性。
「分かる」感性。

 

モノを感謝して使い、
使い終わったら供養もする文化。

「お焚き上げ」は、その感じたタマシイに感謝して
再び天に戻っていただく儀式。

針供養、筆供養、包丁供養、人形供養など・・
様々な供養もあり、塚も建てられたりしています。

 

例えば上野の不忍池の弁天堂の周りにも
筆、琴、包丁、魚、眼鏡など・・様々な塚や碑が建てられています。

弁天さまは芸事にご利益があると言われていますが、
芸といっても色々ありますよね。
技や腕が良くなるように~という信仰からのようです。

 

モノに深く感謝して大切に接すれば、タマシイが入る。(神様が降りて来る)

それらは、時に守ってもくれる、チカラを貸してもくれる

深いところで知っている日本の文化。

 

これは欧米の、特にキリスト教やイスラム教などの地域では
チョット分からない、理解出来ない事なのだそうです。

 

海外の人は、モノが人を守ってくれるという発想はなく、

むしろタマシイが入ったらこわい!と思うそうです。

 

日本では、かつておばあちゃんの知恵として、
道具やモノを大切にしないと妖怪になっちゃうよ~~と、子ども達に教えて来ました。

 

モノだけでなく、自然界そのものの
古い木なら「ご神木」、岩は「磐座(いわくら)」、滝や湧き水に「水神」さまと、
何かがあると感じる事が出来る。

 

そんな「分かる」日本人の感性は、本当に豊かだと思います。

 

日本人にしか分からないものなら、
その感性でバランスを取る役割。
なおさら・・

 

 

こんな大変な時だからこそ、分かる感性で

分かりあって助けあって

共存共栄していきたいですね♪

 

 

 

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言葉の奧にも、さらにメッセージがある。

本当は分かってる・・
「分かる」日本人の感性をノックする

 

天才コピーライターひすいこたろうさんと
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*ライブは毎回生ものです。
今回はどんなエッセンスのお話でしょうか??^ – ^

7月の東京講演会の稲葉のレポートはコチラ♪ ↓↓↓

【「こ」の持つ働き】
https://kototama-himehiko.com/namae/190817

【 美しいかどうか?粋か野暮か?】

https://kototama-himehiko.com/namae/4607

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