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古くからのものを残しておきましょう ~美智子様と小石丸~ (稲葉優子)

稲葉 優子
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稲葉 優子
旅行業界に勤めていた経験から、神社仏閣をはじめ日本各地の文化に大変興味を持っていました。「名前のことだま®」を通じて、過去から未来へと日本の先人が守り伝えてくださった日本の感性という宝物を、次の世代へ伝えるパイプ役になりたい「結」のことだま師®。
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神奈川のことだま師稲葉優子です。
すっかり秋らしくなりましたね。
10月20日は上皇后美智子様の86歳のお誕生日でしたね。

久しぶりの秋晴れの日で、今日の雲はとても奇麗だなあと朝の空が印象的でした。

美智子様のお誕生日のニュースでは、宮内庁発表の近況に
陛下と思い出の「巻雲」について話されていたり
お住いの仙洞仮御所(港区)が羽田空港に近いことから、上空を飛ぶ飛行機の機体に
疫病退散の「アマビエ」が描かれていないか?と、空を眺められていることも・・とありました。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/imperialhousehold-agency_jp_5f8e411bc5b62dbe71c59ca1

「巻雲」ってどんな雲??と思ったら、ウイキペディアによりますと、

刷毛で伸ばしたように、または繊維状の細い雲が散らばった形の白い雲。
絹のような光沢を持つのが特徴の雲で、絹雲(けんうん、きぬぐも)、俗称では すじ雲、ね雲、しらす雲などともいうそうです。

巻雲の一例

「絹」と読んで、美智子様と蚕の「小石丸」のことを思い出しました。

初めて私が小石丸という蚕の名前を知ったのは、皇居東御苑の、皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類を管理展示する三の丸尚蔵館で、たまたま鎌倉時代の絵巻「春日権現験記絵」の一般公開を拝見した時です。

そばにいらした方が絵巻物をご覧になりながら、「まあ~~。これが美智子様の~~。」

恥ずかしながら、美智子様が皇居内でご養蚕をされていたことも知りませんでした。

宮中のご養蚕は、『日本書紀』に5世紀の雄略天皇が『皇后に養蚕を勧めようと思い、国内の蚕を集めさせた』という趣旨の記述もあるそうです。宮中で正式に復活されたのは、明治天皇の皇后の昭憲皇太后様です。
1871(明治4)年に始まり、(大正天皇の)貞明皇后、(昭和天皇の)香淳皇后、上皇后陛下へと引き継がれてきました。

純国産種の小石丸はじめ4種を育てられていますが、

小石丸は繭も小さく産卵数が少ないうえに病気に弱いなど、他の蚕と比べて飼育が難しいことから飼育中止が検討されたこともあったそうです。

上皇后陛下の、奈良時代から受け継がれてきた小石丸の伝統をここで絶やしてはいけない、もうしばらく古いものを残しておきましょう・・とのご意向から、飼育が継続となりました。

奈良時代に飼育されるようになったとされる小石丸の生糸は、その後思いがけず
正倉院の宝物の古代布の復元や、歴史的に貴重な絹織物の修理などに欠かせられないものと分かり、美智子様のご英断があって修復可能となりました。

*『皇后陛下のご養蚕』 動画約30分ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=lFvCVddh2M0&feature=share&fbclid=IwAR2ohIVBlOkGLb2JIMHHDVMByqnjiGYcdfhYpqh-hpyrA7JOFAau6WgSRPo

美智子様は
愛子さま、悠仁さまのご誕生の際に、ご自身でお育てになった小石丸の生糸を使ったシルク(絹)の産着を贈られたそうです。

ちょうど1年前の今日、10月22日は
即位した天皇が日本国の内外に即位を宣明する儀式である、即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)が行われた日でしたね。

即位の儀式が終了した今年は、雅子さまも初めて本格的に ご養蚕に取り組まれました。

今年の御養蚕は新型コロナウイルスへの対策で泊まり込みで飼育にあたる職員を一人に減らし、
飼育する蚕も日本の古来種である小石丸のみに絞り、
30キロほどの繭を収穫したそうです。

 

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