ことだま師リレーブログ
今月は「私の好きな名前のことだま」について、です。
私にとって「この名前が大好き」とすぐに浮かんでくるものは?
ずっと心に印象やこだわりとしてあり続けてきた名前って?
今一番響いてくる名前はどれだろう?
と考え込み、随分迷いました。
思い起こせば、数々の名前のことだま®を持った方々に出会い
助けられてここまで来ることができたので、
この歳になれば、どんなお名前にも懐かしい思い出と感謝があります。
でも、そんな中で今回ふと浮かび上がったのが
「まりこ」「まり」さんでした。
私の従姉妹にも、親友にも「まりこ」「まり」がいて
いつも「いいね!」を押したくなるような刺激をもらってきたように思います。
聖母マリアとして世界中で慈愛の象徴として崇められ、親しみをもって呼ばれる女性の名前。
この響きを持った日本名があることに感激し、また
女性像の最高の象徴として、根源的な響きを感じさせる共通性は何なのか
と、考えが広がっていきます。
さて、
日本語で「まり」と言えば、どんな意味があるでしょう。
まり
飲食物を盛る器のことで、お椀に相当するものをさす。土器、陶磁器の碗、木製の椀、金属製の鋺(かなわん・かなまり)の区別があったようです。
鞠・毬
球形の遊戯具。まるい形という古語「まろ」(まる)からきているそうです。
このような「まり」の響きからイメージされるものを挙げてみると
・丸い器の意味から、包み込む、保持する、保護する
・毬は球形でころころ転がるもの
・まん丸いことは角がなくて柔らかさを感じるもの、などが出てきました。
「ま」のことだま®の意味について以前も書かせていただきましたが(「ま」のことだま真と魔の間」)
真なるものを追い求める、価値判断を持つ、などの使命役割とともに
「満」の完璧さ、つまり円満という言葉にもあるように完成の象徴を表しているとみることができます。
また、ママ、マミー、マザー、ママン、中国語の媽(マー)など母を意味する全世界共通の音です。
ますますこれからの時代に母性、女性性の本質を明らかにし、発揮してゆくことが重要なのは言うまでもありません。
そして「り」の回転・加速・変革のラ行の働きもあります。
やはり、どこにどのように投げるのか、転がすのか、この「まり」をうまく扱うことが大切なことになるでしょう。
毬の中に空気が満ちて充実すればするほど、弾力性も高くなって、弾む力も大きくなります。
女性らしさの中にも行動力があり、豊かな可能性も秘めている名前として興味がさらに深まりました。。