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箱根駅伝は神事である ~タスキをつなげる意味〜

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福岡県生まれ。現在金沢市在住。2001年、日本の叡智「言霊」を基本として、人をしあわせにする「名前のことだま®(命名言霊学)」を独自に開発。2003年、命名言霊学協会を創設。代表を務める。現在、各講座を通して「名前のことだま®」を普及活動している。著書『人生が100倍楽しくなる 名前セラピー (マイナビ文庫) 』(毎日コミュニケーションズ 2009年7月発売、2014年2月文庫版発売)

ことだま歳時記147

 

「箱根駅伝は神事である」

(タスキをつなげること)

 

神社に向かって走る学生たち

箱根駅伝は今年で98回目になります。

 

 

今年は圧倒的強さで青山学院が優勝しました。

 

新型コロナの中での開催でした。

当事者の方たちに苦労に頭が下がります。

 

箱根駅伝は現在はお正月の風物詩となりました。

箱根駅伝は関東地方の学生駅伝です。

 

つまりローカルの大会です。

 

それが全国的な話題を担っているのは

とても面白いです。

 

箱根駅伝がこれほどまでに

脚光と浴びているのはテレビ放送で完全中継が

始まったことが大きな一因になっています。

 

ダイジェスト版では第55回(1979年)にすでに

放映されていましたが、第65回(1989年)の

完全中継されました。

 

これがきっかけとなり

箱根駅伝の人気は全国に普及して

今ではお正月の目玉番組となっています。

 

私が初めて箱絵駅伝を見たのは

平成3年(1991年)です。

 

その時、優勝したのが大東文化大学でした。

 

それ以降、大東文化大学を応援していますが

最近は活躍も少なく残念です。

今年も出場もできませんでした。

 

私が箱根駅伝を通して感じたのは

神社との関係です。

 

箱根駅伝は単なる駅伝ではなく

「神事」だと思います。

 

大学駅伝は三大駅伝があります。

 

1、出雲駅伝

2、全日本学生駅伝

3、箱根駅伝

 

学生の目標は箱根駅伝に出場することですが

この三つの駅伝に共通することがあります。

 

それが神社がコースに含まれていることです。

 

出雲駅伝はその名の通り出雲大社

 

全日本学生駅伝は熱田神宮と伊勢神宮

 

そして箱根駅伝は箱根神社

 

コース設定は意味があるのか

単なる偶然なのかはわかりませんが、

 

駅伝という日本独自の陸上競技と

日本を背負う若者が走って向かうのが神社とは

あまりにできすぎている話です。

 

箱根駅伝の醍醐味は

「山登り」と「山下り」です。

 

ここで幾多のドラマが生まれます。

 

また「山の神」という面白い

表現も出てきます。

 

一番早い選手に山の神が

乗り移って力を最大限に

発揮させるのかもしれませんね。

 

日本人は山に神様を見ました。

山は登るものはなく、あがめるものでした。

 

特別なときに、

神様の言葉をもらってくる時だけ

山登りをしました。

 

ほとんどの神社の奥宮が

山にあるのはそれを教えています。

 

正月に行われる「箱根駅伝」は

 

まさしく一年に一度、神の坐(ま)す

山に登り、神様の言葉、力をもらう神事

 

ではないかと思います。

 

大相撲が格闘技はなく、

神事と呼ばれるように

箱根駅伝も神事です。

 

若者が代表して、それも一人ではなく、

何人かが役割を分担して、

山にのぼり一年の挨拶をして、また地に下っていく

 

その儀式のようです。

 

駅伝に重要なアイテムが

「たすき」です。

 

この「たすき」を繋ぐことが

どれだけ大事かを身をもって

教えてくれています。

 

若者がタスキを背負ってゴールに向かう

一人の英雄の力だけでなく、みんなと力を

合わせて一つの目標に向かう

 

まさしく日本が大事にしてきた文化です。

 

箱根駅伝の人気の理由はさまざまあると

思いますが、以上のように日本の文化を

凝縮したところに共感するからだと思っています。

 

そして私の好きな情景が

 

走り終わった後に

走ってきた道に礼をする若者の姿です。

 

無事に走り終えたこと、見守ってくれた人、

 

そして見えないものに対しての

謙虚な気持ちが清々しいのです。

 

タスキを渡す私たちも

次の世代に和の文化のタスキを

しっかり渡していきましょう。

 

(おわり)

 

 

 

 

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