ゆず湯で邪気をリセットしましょう！～冬至

【ゆず湯で邪気をリセットしましょう！】

一年間の邪気を「ゆ」の力で浄化

明日は冬至で「ゆず湯」です。

冬至も大事ですが、「ゆず湯」に入ると

全く当たらしい気持ちで

新しい年を迎えることができます。

みなさんが何気なく行っている

「ゆず湯」は実は驚くべき効果があります。

お風呂に入って気持ちいい

「ゆず」の香りでリフレッシュ、リラックス効果

お風呂と果実の香りでいい気持ちになる

それも「ゆず湯」ですが、

それだけではもったいないです。

融通に合わせる「ゆず」

冬至に合わせる「湯治」

など言葉遊び、語呂合わせだと

多くの人は思っていますが、

それは表面的な見方です。

本質を見ていきましょう。

「ゆ」の力を借りた浄化の儀式

だからです。

一年中で知らずに積み重なった

ネガティブな感情、邪気とも呼びます。

それをすっかり、きれいに流すことができるのが

「ゆず湯」だからです。

「ゆず湯」は「ゆ」のことだまを最大限に

活用しています。

「ゆ」は「湯」の働き

癒やし、元気にする働きです。

日本人は邪気払い、邪気を流すことに

「水」と「火」を使ったのです。

①「水」

②「火」

水は邪気をながすことができます。

神社での手洗い場

禊ぎ、滝行などは水の浄化の力を

応用しています。

火は邪気を焼き払うことができます。

お寺で行う護摩業などが有名です。

神社でも左義長、どんと焼き、

お炊き上げなどで応用しています。

火は悪いものを焼き払って

天にあげる働きを持っているのです。

古代の日本人は「水」と「火」に

敬意を持ちました。

その自然の力を生活の中に

組み込んだのですね。

日々降りてくる邪念をそのままに

しないで体を清めることで

邪気を流したのです。

水が豊かだった国の特権だったのです。

火は食べ物を煮炊き、

生きる糧になりました。

それは悪い邪気も焼き尽くすと思ったのです。

そして、この「水」と「火」の

二つの働きを持つものも見いだしたのです。

それが「温泉」です。

漢字では温かい泉ですが、それに

「ゆ」と名付けたのです。

「水」とは違うもの

単に水が温められたものではないこと

そのことを日本人は知っていたのです。

英語は「hot water」

中国語は「熱水」

他の言語は「水」が温められたものを

イメージしました。

日本人は日本人は「湯（ゆ）」を

温かい水として認識せずに

「水」とは違う「湯（ゆ）」として

認識したことです。　

「ゆ」のことだまの意味

ゆ＝結

「結」は違う物同士の組み合わせを

意味しています。

日本人は「ゆ（湯）」は

「水（み）」と「火（ひ）」の組み合わせと

思ったのです。

「水」と「火」の結びです。

全く違う働きの「水」と「火」の

組み合わせが「湯」です。

地下水が地熱で温められて

地上に出てきたのが「温泉の湯」です。

水を温める火の力、

それで水が湯になります。

「ゆ（湯）」は

「水」と「火」が絶妙な調和の賜物です。

水が強すぎると火を消してしまう

火が強すぎると水が蒸発する

とても微妙な調和が「ゆ」です。

「ゆ」は「水と火」の力を持つと

古代の日本人は考えたのですね。

冬至の日に「ゆず湯」に入るのは

実は一年間の間に積もった

ネガティブな感情を

水と火の二つの力で浄化する

意味があったのです。

新しく迎える一年の始まりを

全くさらにして、

リセットして始めていこうとする儀式が

「ゆず湯」なのですね。

「湯」自体が心身共の浄化があるのですが、

それに「ゆず」の「ゆ」を二つ重ねて

最大限の浄化の日にしたのが、

実は冬至の「ゆず湯」なのですね。

一年間のすべての邪気、邪念を

流し、焼き尽くして心身を

きれいに浄化して新しい年を迎えようとした

日本人の知恵に感服です。

さあ、ゆずを買ってきて明日はゆず湯で

ゆっくりと温まって一年間に知らずに

心身についてしまった

穢れと否定的な感情を「ゆず湯」で流し、

焼き尽くして、新たな一年を迎えていきましょう。

(おわり)

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