希望あふれる「アンパンマン」の「ぱ」！（やまだいちこ）

子供たちのヒーロー

「アンパンマン」を知らない方は

あまりいないんじゃないでしょうか？

多くの人に親しまれているヒーロー

特に小さなお子さんたちの心を釘付けに

しているアイドル的ヒーローですね ！

いろんなアニメがある中で

何故、こんなにも長く愛されてるのかなぁ…と

不思議に思っていました。

作家の「やなせたかし」さんは

遅咲きのアニメ作家さんです。

70歳前になってからアンパンマンが

爆発的に人気が出てきたそうです。

そんな苦節70年の中で育まれた

人生の極意があのアニメの中に凝縮

されているようなのです。

さて、そのアンパンマンの名前を

紐解くと皆に愛される理由が

納得できるのでした。

その人気の秘密は

「ぱ」の音にあるのです！

【は】は「羽」をあらわし、

「春」の「晴れた」日の空に

「羽ばたいて」いくように、未来に

向かって広がっていく働きを持ちます。

晴れた日に見渡す限りの青空を仰ぐと

希望あふれる気持ちになるのは、

「は」のことだまの働きなのです。

実はアンパンマンは

世界最弱のヒーローなんですよ！

どんな敵が相手でもひるまないんですが、

弱点もあって

アンパンの顔が凹んだり、雨に濡れると

とたんに力が出なくなってしまう～（涙）

誰かのピンチに駆けつけるヒーローなのに

たまに傷ついてダウンしてしまうかっこ悪さもある…

自分がピンチになると、

今度は愛ある仲間に助けられ

また元気に復活！

ハラハラドキドキしながらも

最後にはみんなに希望を与えていくんですね！

そんな強さと弱さの両面を持ち、

自力と他力のバランスの大事さを

教えてくれるヒーローなんです！

そんな正義の味方アンパンマンの

「は」の音には、

人に希望を与え、展開、広がっていく

働きがあります。

そして「ぱ」という

「は行」にしかない半濁音には

精神性を高める特長があります。

子供は、純粋であって素であるから

言葉を越えたものを素直に受け止めて

いるのかな…と思ったりもします。

言葉をまだはっきり発せない頃から

「アンパンマン」という名前を

一生懸命発音しようとするお子さんがいる

話を聞いたりします。

音の響きそのものも優しいけれど、

その音を発することで不思議と

勇気と希望が湧いてくるのかもしれませんね。

やなせさんの作詞でもある

「アンパンマンのマーチ」の歌に

なんのために生まれて

なにをして生きるのか

こたえられないなんて

そんなのいやだ！

という歌詞があります。

やなせさん自身、

なんのために生きてきたのかわかった

のは人生もかなり後半だったそうです。

そんな「使命」についてのメッセージが

このアニメの中に織り込まれて

いるのです。

いかがでしたでしょうか？

アニメのキャラクターであっても

名前には不思議なチカラがあるのを

感じていただけたのではないでしょうか！