2019年2月10日
今日は先回の「幸子(さちこ)と幸子(ゆきこ)」に引き続き
漢字は同じだけど響きがまったく違う例をあげます。
それが
「陽菜(ひな)」と「陽子(ようこ)
両方とも女性の名前で人気のある名前です。
安田明治生命の名前ランキングでは
陽子は昭和41年~44年まで命名トップ1の名前です。
昭和40年前後の10年間は特に人気のある名前でした。
陽菜は平成15年にトップ1になりました。
ここ10年間でトップが7年あります。
この二人の名前を名前のことだまⓇで紐解いてみます。
私はことだまを伝える前に
陽子という女性を7、8人知っていました。
その時の感想が、陽子って名前は太陽という漢字を
使っているわりに、そんなに明るくないなあと思っていました。
陽子が明るくない、それがとても不思議だったのです。
そのことが名前のことだまⓇを研究することで紐解けました。
陽子(ようこ)の「陽」の漢字は太陽の意味、日が昇った状態で
「昼」の意味があります。
ところがことだまの「よ」は「夜」の意味を持ちます。
太陽と言うよりも月の働きです。
太陽の光と月の光は同じ光でも質が違います。
陽子の明るさは月の明るさみたいなものなのです。
それと比較すると「陽菜(ひな)」は「ひ」の響きです。
「ひ」はことだまでは「日」を表しています。
つまり、太陽なのです。
昭和の「陽子」は月の光でしたが
平成の「陽菜」は太陽の光になるのです。
時代が「月」から「太陽」に移行している
そんなことを「陽子と陽菜」が教えてくれているようです。