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命名言霊学協会

「天職(コーリング)」について

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「天職(コーリング)について」

天職のことを英語で
calling(コーリング)と呼びます。

訳すると「呼ばれる」です。
誰から呼ばれるのでしょうか?

それは神さまから呼ばれるのです。

コーリングにはキリスト教の考えが
含まれています。

なぜ、神さまから呼ばれることが
天職になるのでしょうか?
日本人には理解しにくいのですが
欧米人の深層心理の中には
神さまから救われたい思いが
強烈にあります。
※この場合の欧米人は
キリスト教を精神的基盤
とする人たちのこと。

キリストとは救い主という意味です。

問題点は全員が救われるわけでは
ないということです。
救われる人と救われない人がいます。
そこから生まれてくるのが「選民思想」です。
キリスト教の基本的な考え方の一つが
分けると言うことです。

神と悪魔
善と悪
救われる者と救われない者

西洋人は無意識の世界で
世界を二つに分類しているのです。

日本人はすべての人に仏性がある
すべての生き物は平等という考え方が
根付いているので、
救われない人がいるという
感覚がとても弱いのです。
全員、救われたらいいんじゃないと
思うのが平均的な日本人の思考です。

それとは逆に西洋人の奥底に、
救われない人がいるという思考が
あるということを
知ることが必要です。

私は救われる人なのか?
私は救われないのか?

西洋人にとっては
とても重要な問題なのです。

救われるために選ばれた人たちということです。
救われるために呼ばれるということです。

そのことが分かるときがいつか?
それが終わりの時、終末の時なのです。
終末は「審判の日」(ジャッジメントデイ)と
呼ばれています。

ハリウッドでは世界の終わりを題材にした
映画が良く作られるのは、
それだけ西洋人に
とっては終末が大事だからです。

そしてさらに問題なのが、
誰が救われるか
救われないかが私たち人間には
絶対わからないのです。

西洋人は誰が救われるのかわからないことに
とてつもない焦りを持ちました。

そこで考えたのです。
神さまから救われるために選ばれた人は
神さまにふさわしい生き方をしているはずだ。

神さまから救われるために呼ばれた人は
きっと今の状況感謝をして過ごしているはずに違いない。
今やっている仕事も熱心に行うはずに違いない。

神さまから呼ばれた「しるし」が仕事である、
天職であると考えました。
西洋人の中で一生懸命仕事をおこなう背景には
この天職(コーリング)という思いが
にあるのです。

だから、この仕事をしたいとか、
あの仕事をしたいと思うよりも、
与えられた仕事をきちんと行うことが
救いに直結すると考えたわけです。

キリスト教の文化の基礎がない日本では
理解に苦しむのですが、西洋人にとっては
コーリング、呼ばれることは
とても大切なことです。

このことがわかると「天職」は
探すものではありません。
与えられるものが「天職」です。
今、与えられた仕事をまずは精一杯やること
これが天職につながるものなのです。
与えられた仕事を天職として
務めていると、不思議と天職が
与えられることがあります。
私自身がそのことを体験して
きました。

外国のことを知ると、
私たちが気づかない日本のことも
知ることができて、
参考になることが多いものです。

名前のことだま®は日本のことだけでなく
外国と比較しながら日本の良さや課題を
見つけていくことも伝えています。

図タロットカード(審判)

補足情報(おまけ)
伝統的タロットカード
(マルセイユ版)
審判を表すカード

天使のラッパの音で
天国と地獄に行く人が
分かれる場面が描かれています。

審判を伝える天使と
人が3名登場します。

青い色で描かれた人は
死者の蘇りを表します。

肌色の二人は生きている人
よく、見ると違いが
ありますが、一人は天使を
仰ぎ見て、もう一人は
仰ぎ見ている人を見ています。

タロットカードは視覚情報
なので、色、形はに意味が
あります。

終わりの大事なときに
それに気づく人、気づかない人が
いることも暗示しているのですね。

たくさんタロットカードは
作られていますが、本来の
意味を忘れているカードも
多いので、伝統的、古典的な
タロットカードの方が
参考になります。

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