「100年先を見つめて日本人が作った自然の森と神社」
明治天皇(:ウィキペディア引用)
明治神宮は明治天皇の偉業を偲んで作られた神社です。
全国一の参拝数を誇る神社です。
明治神宮は歴史は浅い神社ですが、
実はすごい意味が隠されています。
神宮の杜を見た人が
「よく東京の真ん中にこんな大きな杜(森)が
残っていたものだ」と感動します。
神宮の杜は自然の森では無く
大正時代の初めに
150年後に自然の森にしようと
作った人工の森です。
100年前は荒涼とした
荒れ地だった神宮の森です。
大正時代の先人達が智恵を絞り
150年後には自然の森として
成長できるように作りました。
人が手をかけなくても、
自然の森として成り立つのが
明治神宮の素晴らしいところです。
神社とは2千年以上の歴史をもつものが
一般的に参拝の対象になる神社です。
そんなことを思っていましたので、
まだ創建100年余りしか経っていない明治神宮は
参拝客は多くても、ほとんど重要視していませんでした。
妻と東京に一緒に出かけたことがありました。
私は講座の仕事で妻が時間が余りました。
せっかくなので妻一人で東京で有名な明治神宮に
いくことになりました。
夜、合流したときに
「明治神宮ってとっても良かったよ」
そんな感想もあり、重要視していなかった
明治神宮について調べてみました。
そこで驚くべき真実を知ったのです。
それが上述した人工に作った杜(森)
そして新しく作られた神社であったこと。
歴史のある神社の重要性は伝えていましたが
明治神宮はそれとはまた違った意味で重要だったのです。
古(いにしえ)の神社が一宮など著名な神社です。
新しく作られる神社、それが明治神宮です。
新しい神社がどのように作られているのか
そのことを教えているのが明治神宮です。
明治神宮はその名の通りに
明治天皇を偲んで大正時代になって作られました。
国指導とかではなく、庶民の中から湧き上がった
思いで作られました。
11万人にも及ぶ勤労奉仕、材木提供など日本人の多くが
共に力を合わせて作られたのが明治神宮です。
世紀の和のプロジェクトが明治神宮です。
神宮の杜と呼ばれるように、日本では
杜は神さまが住まう場所のこと。
森は単なる自然林のことで、意味合いが違います。
明治神宮を作るときに、
人工で作った森を神さまが降りる自然の杜にしていこうと
大正時代の先人が知恵を出して作ったものです。
150年後には自然の杜になることを
願いながら作ったのが明治神宮なのです。
実際には150年も経たず、100年あまりの
歳月で今、明治神宮は自然の杜になっています。
明治神宮100年祭が2020年に行われました。
伊勢神宮200年計画もそうですが、
それを始めた人はそのことを見ることができません。
神宮の杜も計画を始めた人は自らの目で
それを見ることができない。
150年先の子孫のために作ったのです。
大正時代とは100年、200年先を
見据えて計画を立てた時代だと改めて思います。
今だけ見るのではなく、
遠い未来のために今を見ることができる重要性を
多くの人が感じていくのが
新しい時代ではないかと思うのです。
写真図(上) 100年前の明治神宮の場所
(下) 緑に覆われる現在の明治神宮
(おわり)
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