ジパング・コード®を学ぶ人、実践する人を育成し、世界に向けて「和の精神」を広げる
命名言霊学協会

疑問の① 日本人はどうして外に目が向くのか?

私は「名前のことだま」を開発し伝え始めて18年になります。
その流れで「ジパングコード®(日本の暗号)」を作りました。
ことだま、日本に関して研究し続けています。

研究する中で始めた頃は分からなかったこと、疑問などが
解決することが多々ありました。

私が疑問に思っていたことのひとつが

日本人はどうして外来文化に目が行くのか?

外の文化に惹かれる理由でした。

今日はこのことについて書いてみます。

なぜ日本人は外国に興味を持つのかです?
今はアメリカが主導ですが、明治の初めは英独仏ですし、
江戸時代はオランダ、その前は朝鮮、中国です。

日本の歴史自体が外に目を向けて来ました。
その理由がことだまの音を調べる中で分かってきたのです。

それを「あ」の音、ことだまが教えてくれました。

ことだま(日本語)では、自分から見て遠いものを「あ」と
表現します。あそこ、あちら、あの世などと言います。
位置的には上の方を意味します。

私たちが何かを思い出すとき出てくる言葉が「あっ!」です。
そして上を向きます。
自分を中心として見たときに遠いもの、そして上にあるもの
それを「あ」と表現しました。言葉としては「天」のことです。
「天」は天国、高天原など素晴らしいものがある場所のことです。

ただ遠いだけでなく、上にあること
この上にあるというのがポイントです。
上とは自分から見て良い方向ということです。
上を目指しなさいとか上級編とか上流、上品など
上とはだいたいにおいて良いイメージを持ちます。

「あこがれ」という言葉があるように「あ」に焦がれるわけです。
「あ」に惹かれるようになっているのです。
良い物に向かう気持ち、良い物に惹かれる気持ちが「あ」なのです。

日本語を話していると外に目を向けるようになるのです。

外に目を向ける、外に良いものがあると考えるのが日本人なのです。
だから田舎にいれば都会に行きたくなるし、都会に出ると海外に
行きたくなるし、最近は宇宙まで意識が広がっています。

また「あ」は五十音で最初の音です。
「あ」がスタートであることを教えています。
「あ」から始めること、外に目を向けること、素晴らしいものに
目を向けること、そこから始めることを教えるが「あ」なのです。

日本がどうして外に目を向けてきた意味、理由が
「あ」のことだまが教えてくれたのです。

古代は中国に目を向け、戦前は英仏独に目を向け
今はアメリカに目を向けているのは、日本から外にあるからです。
外にあるからいいものなのです。上の位置にあるからなのです。

海外に目を向けるといっても均等に世界中どこでも目を
向けるわけではありません。どちらかといえば素晴らしいところに
目を向けるのです。今はアメリカですがアメリカより素晴らしいものが
あればそちらに目を向けるようになります。

面白い例がありますが、江戸時代は外国と言えばオランダのことでした。
最新科学などをオランダから学んだのです。蘭学といいました。
だから江戸時代のエリートはオランダ語を一生懸命学んだのです。

でも明治維新になると実はオランダより英国の方が強い、素晴らしいと
わかりオランダ語の勉強をあっさりやめて英語にシフトします。
節操がないというよりもいいものを自分のものにしたい欲求です。

福沢諭吉などその代表です。
彼は適塾でオランダ語を習得しました。ある時、開港したばかりの
横浜に行きました。そこ英語表示の看板を見てオランダ語で読めないことに
愕然とします。落胆するけど気持ちを切り替えて英語を学び始めるのです。
その流れでできたのが有名な慶應義塾大学です。幕末の慶応時代にできた
英語塾、外国(欧米)を学ぶ塾のことです。

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