ジパング・コード®を学ぶ人、実践する人を育成し、世界に向けて「和の精神」を広げる
命名言霊学協会

厄払いとお役

日本文化は「役割」「使命」にあるように思います。

家庭の中、社会の中で「お父さん、お母さん、課長さん、主任さん」と
役割で呼びます。
また神話でも役割を持つ神様は命(みこと)の称号がつきます。

社会における自分の役割がわかると
豊かな生活を過ごせるのが日本です。

自分が何をやるのか、どんな役割を持っているのが
わからないと生きにくいですね。

私の夢、私のやりたいことを求めるのも大事ですが
自分の役割、立場を明確に知ることも大事です。

日本の習慣で「厄祓い」があります。
役割、使命の視点で「役祓い」を見てみましょう。

男性の場合25歳・42歳・61歳。
女性の場合は19歳・33歳・37歳

この時期に神社で厄払いなどを行う人が多くいます。
人生に3回厄があるということです。

通常はこの年は災厄が起こりやすいので
悪いことが起こらないように、また悪いことが起こっても
軽く済むようにという願いで祈祷などをします。

ネガティブな感覚で迎えるのが厄年です。

ジパング・コード®では「厄年」は「役年」と見ます。
災厄の「厄」ではなくお役、役割の「役」です。

一般的に厄歳と呼ばれている年は体調の変化の年
社会的に変化をもたらす年にあたっています。

女性の19歳とは昔では結婚して子供を産む時期
男性の25歳は社会に入りそれなりの役をもらう時期

女性の33歳は母親として家庭にしっかり立場をなる時期
男性の42歳は社会にあって責任ある立場になる時期

以上のように役、責任が重たくなる時期です。
重要な時期であるが故にその重たさにつぶされたり、大変な思いが
でてきやすいので、その否定的な思いを祓う意味が
厄払いだったのです。

それがいつしか「お役」の責任がすっかり抜けて
大変な時期だけが残ってしまい、悪いことが起こらないようにするのが
「厄年、厄祓い」になってしまっています。

「厄年」の風習にも実は「役、役割」の重要性があったのです。
そのことを思い出してほしいと思っています。

「厄年」は悪いことが起こる年ではなく
自分の「お役」を確認する年なのです。

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