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命名言霊学協会

冬至とゆず湯の意味 驚くべき「ゆず湯」の効果

明日、22日は冬至です。
 
冬至は古代では一年の始まりと考えられていました。
この日が太陽の力が一番弱く、この日を境に
強くなってくるからです。
 
日本では冬至はゆず湯に入ったり
かぼちゃを食べる儀式を行います。
 
冬至にゆず湯に入るのは
冬至と湯治(とうじ)の言葉遊びや
ゆず湯に入ることで何事も融通(ゆうずう)が
効くなど、こちらも言葉遊びです。
 
またゆずの成分が持つ効果から
美容、リラックス効果があり、
疲れをとり健康にも良いとも言われています。
 
このような言葉遊びや美容と健康からの
「ゆず湯」も大変参考になり、面白いです。
それと併せて、もう一つ、
「ゆ」の意味となぜ、冬至の日に「ゆず湯」に
入るのかを、ことだまの視点で見ると新たな
発見があって、さらに面白いです。
 
私は個人的にことだまの「ゆ」の音が好きです。
名前のことだま®50音を紐解く最初が「ゆ」の
ことだまだったからです。
 
「ゆ」のことだまの意味は「湯」
温泉のこと、人を癒やし元気づける働きを
持ちます。
名前に「ゆ」のある、「ゆみ」「ゆき」「ゆい」
「まゆ」などは癒やしの使命を持っているわけですね。
 
私が「ゆ」のことだまを研究して驚いたこと
それは次のことです。
 
日本では「水」と「湯」をはっきりと
区別していたことです。
 
それが諸外国では違うのです。
 
英語で「湯」=Hot water
中国語で「湯」=熱水
※中国語の「湯」はスープのことです。
 
水のことを温かい水、
熱せられた水と表現しています。
 
日本語のように「湯(ゆ)」と
「水(み)」は別のもとして考えずに
単に水が変化したものと考えていることです。
 
日本人の感性の素晴らしさにつくづく
驚きました。
 
日本人は「湯(ゆ)」を温かい水として
認識せずに「水」とは違う
「湯(ゆ)」として
認識したことです。 
 
それではなぜ日本人は「湯(ゆ)」と
「水」はどのように違うと感じたのでしょう。

それが「ゆ」のことだまが持つ、
もうひとつの意味の「結」です。
 
「結」と違う物同士の組み合わせを
意味しています。
 
「ゆ」は何と何との組み合わせて
作られているのでしょう。
 
それが
 
「水」と「火」の結びです。
全く違う働きの「水」と「火」の
組み合わせが「湯」です。
 
水を温める火の力、
それで水が湯になります。
 
「ゆ(湯)」は
「水」と「火」が絶妙な調和の賜物です。
 
「ゆ」は「水と火」の力を持つと
古代の日本人は考えたのですね。
 
「水」の働きは何でしょう。
水は穢れを流す、浄化の働き
 
「火」の働きは何でしょう。
火はネガティブな感情を焼き払う
これも浄化の働きです。
 
お炊き上げは火の力で魔の浄化します。
 
冬至の日という力を失った太陽がその日から
力を取り戻す日です。
だから古代では一年の始まりとも考えたわけです。
その一年の始まりを浄化した気持ち、
リセットして始めていこうとする儀式が
「ゆず湯」なのですね。
 
「湯」自体が心身共の浄化があるのですが、
それに「ゆず」の「ゆ」を二つ重ねて
最大限の浄化の日にしたのが、実は
冬至の「ゆず湯」なのですね。
 
一年間のすべての邪気、邪念を
流し、焼き尽くして心身を
きれいに浄化して新しい年を迎えようとした
日本人の知恵に感服です。
 
単に「ゆず湯」に入って、気持ちいいだけじゃ
もったいないのが
「ゆず湯」なのです。
 
あなたの一年間のしらずに心身についてしまった
穢れと否定的な感情を「ゆず湯」で流し、
焼き尽くして、新たな一年を迎える良き
スタートにしていただければと思います。
 
来年は元号も変わりますので、今までとはまた
違う意味の冬至のゆず湯になると思います。

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