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命名言霊学協会

大掃除は単なる掃除ではありません。

年末の行事といえば「大掃除」です。

ところが最近は「大掃除」をしなくてもいいという方や
20代、30代は大掃除をする人が半数を切ったなどの
データーもあるようです。

住宅・家事専門ライターの藤原千秋さんは
週刊朝日(2014年12月26日号)で次のように語っています。

「大掃除ですか? しなくてもいいですよ」

「この時期に大掃除をするのは、世界でも日本くらい。
真冬の寒い時期に窓を開け放して水を使うなんて、苦行です。
大掃除というと、なぜか換気扇や網戸を洗う人が多いのですが、
油汚れは暑いときのほうが溶けやすいですし、
網戸を洗って風邪をひくくらいなら、やらないほうがまし。
大掃除は5月の連休か8月から10月までがベストです」

大掃除は冬にやるのは大変だから
無理してやる必要はない。
そんなことを言う藤原千秋さんのような方が
増えているようです。
大掃除の意味がわからないと
そのような考え方がでてきても仕方がないですね。

またも面倒でも新年を迎えるために
やろうとする人たちもいます。

どうせ大掃除をやるのでしたら、意味づけをすると
いいと思います。

私たちが「掃除」をする理由は二つあります。

1、心地よい居住空間を作るため
2、お客様が来るとき

大掃除をしないくてもいいと提唱している方は
1、の理由だと思います。
居住空間を心地よくするための掃除でしたら
無理に寒い冬にやることはありません。
むしろ掃除しやすい季節を選んでやる方がいいはずです。

日本の年末に行う「大掃除」のポイントは
1ではなく2の意味合いが強くあります。

お客様が来るときに多くの人は掃除をして
迎えます。玄関、トイレ、居間を特に綺麗にして
お迎えします。

大掃除とは家の隅々まで綺麗に掃除をします。
それは家の隅々までを見るお客様が来るからです。

家の隅々まで見るお客様とは誰でしょうか?

それは

歳神(としがみ)様です。

歳神様とはその家を一年間守る神様のことです。

名前のことだまは訪れの家を作る話をします。
運気をあげる大事なポイントは人が来る、
人が訪れる家にすることです。

訪れは 音連れ

音を連れて来ることを訪れと言いました。
音を連れて来るのは誰でしょうか?
それが神様だったのです。

日本の神様は黙って来ません。
必ず音を伴って私たちの元に来たのです。

ある時は風の音と共に、
ある時は雷の音と共に。

冬の強い風、木枯らしは神様の到来を教えている
兆しなのです。

神様を迎えることでその家が一年繁栄していきます。
一番大事なお客様である歳神様を迎えるための準備が
大掃除なのです。

歳神様を迎えると思えば
嫌な掃除も少しは楽しくなるかも知れません。

親が嫌々掃除をしている姿を子供が見れば
大掃除とは面倒で嫌なものだと小さい心にインプット
されてしまうかもしれません。

大事な年神様を向かえるために掃除をしていると
子供たちに伝えることを私たち大人が伝えていくことが
大事です。

「大掃除」それは単なる掃除ではありません。
歳神様を迎えるための掃除なのです。

その思いで大掃除を行いましょう。

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