ジパング・コード®を学ぶ人、実践する人を育成し、世界に向けて「和の精神」を広げる
命名言霊学協会

なぜ神話を知らない国は滅びるのか?

ジパング・コード®は「名前で紐解く日本の神様」(神話講座)で
日本神話についてお伝えしています。

日本神話の古事記などの書物を読み始めると
竹田恒泰さんの本がわかりやすいので参考にしています。

竹田さんの「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」(PHP新書)の中に
次の一文があります。

歴史学者トインビーの言葉を引用して

12、13歳までに自国の神話を知らない民族は
ひとつ残らず滅びている。
国を滅ぼすには軍隊はいらない。
神話を教えなければいいのだ。
日本は戦後、そのような道を歩いてきた。

この一文をみて、とても共感しました。
そして、どうして自国の神話を知らないと滅びるのかを
さらに考えてみました。

竹田さんのこの文を否定して、ほとんどの国は軍隊で滅びているので
神話を知らないで滅びるなんてナンセンスという意見や
トインビーが本当にこんな言葉を話したのかと真偽を調べる
熱心な方もいます。
実際にはトインビーが話したのは自国の神話でなく、自国の歴史を
知らない民族は滅びると言ったようです。

いろんな意見はありますが、神話にしても歴史にしても
知らない民族は、どうして滅びるのかをだろうと考えてみました。

そうしてひとつの答えがでました。

知るとはどういうことでしょうか?
興味があるということです。

あなたが人を好きになったら、
その人のことをいろいろと知りたくありませんか?

好きな人の名前、好きな人がどこに住んでいるのか?
好きな人の趣味、好物などいろいろと知りたいですよね。

それじゃ、好きでない人でしたらどうしますか?
その人の名前、住所、趣味、好物などいっさい興味ないですよね。

ちなみに私はAKBのファンではありませんので
彼女たちの名前も趣味も好物も知りません。
彼女たちがどんな活動をして、どんな言動をしているのか
知りません。
彼女たちのことは原則どうでもいいのです。

でもAKBのファンだったらきっと彼女たちの名前、趣味など
いろいろと知りたいですし、知っているはずです。
彼女たちの活動、言動も
チェックしているに違いありません。
どうしてか、興味があるからです。

私はAKBのことはどうでもいいですけど、ファンの人はそうならないのです。

つまり知らないとは言葉を変えれば

どうでもいい

日本のことを知らないこと
それは言葉を変えれば

日本なんか
どうでもいいのです

どうでもいい、良くなってもいいし、悪くなってもいい
そのどうでもいい思いが国を滅ぼすのです。

自分の国がいつ出来たかも知らない
自分の国の神話も知らない
自分の国の歴史を知らない

知らないことに何の後ろめたさもない
それが今の私たちです。

竹田さんが言われるように
そしてトインビーが言葉に残したように

自国の神話(歴史)を知らない民族は滅びるのです。

だって、どうでもいいんですもの。日本なんか。

私はこのことを知って恐ろしさを感じました。
日本は他国の武力で滅びるのではありません。
どうでもいい思いで日本の国は自滅するのです。

日本の国が滅びないように、自滅しないように
日本のことを知ってもらおう
日本を好きになってもらおう

私が14年間、名前のことだま®を伝えてきたことの意味が
日本神話を伝えることで始めてわかったのです。

知らせること、その本当の重要性に気付いた今日この頃です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。