ジパング・コード®を学ぶ人、実践する人を育成し、世界に向けて「和の精神」を広げる
命名言霊学協会

ことだまでわかる天皇陛下(すめらみこと)

今日は冬至でしたが、みなさんゆず湯に入って
一年間の否定的な感情はきれいに洗い流された
でしょうか?
私は出先の大阪のホテルでゆず湯に入り、
無事、一年の否定的な感情を浄化しました。
今日から新しいスタートです。 
来年は元号も変わりますので、心機一転
スタートできそうです。
 
明日は天皇誕生日ですね。
日本にとって大事な存在である天皇について
ジパング・コード®でひもといてみましょう。
長文です。興味のある方はぜひ
読んでいただきたい内容です。
 
一般的に思われている天皇とはまた違った
視点で天皇の重要性を知ることができるでしょう。
 
天皇陛下に対してのみなさんのイメージ、
感想はいかがでしょうか?
 
神々しい、雲の上の人、日本の象徴、
全然興味ないなどと
いろいろとあると思います。
 
天皇は戦前は現人神(あらひとがみ)と
呼ばれていました。
この表現は多くの誤解を生んできました。
 
現人神(あらひとがみ)という表現は
何か超越した能力を持つ人間のように思えます。
欧米的から見れば「ゴッド」のイメージになります。
 
名前のことだま®で「カミ」の意味を知ると
日本人が考えていた「カミ」は
欧米人が考えるような「ゴッド」では
ないことがわかります。
 
日本の「カミ」とは
「守り神」が一番わかりやすい表現でしょう。
私たちを無条件に愛し守る存在を
日本人は「カミ」と表現しました。
 

「カミ」は「上」という意味もありますし
また「隠れる」という意味もあります。
 

古代の役職で越前守(えちぜんのかみ)、
筑前守(ちくぜんのかみ)など
守る存在を「守(かみ)」と表現しています。
土地を守るものが「守(かみ)」なのです。
 

料亭や旅館の「女将(おかみ)」もそうですし
家庭の中で守る存在が「カミさん」だったのです。
お母さん、奥さんの役割は家族の幸せを
祈り、守ることなのです。だから「カミさん」と
呼んだのです。
 

天皇を現人神と表現しているのは
私たち日本国民を無条件に愛し
守っている存在だからです。
 

その愛を祈りのと言う形で表しておられます。
 

天皇の仕事とは何かと
思う人がたくさんいます。
何をしているかわからない日本人が多いのです。
ニュースで出てくるのは被災地の訪問、
要人を迎えての晩餐会、那須や葉山での
ご静養などを目にします。
慰問や皇室外交などかと勘違いする方も
多いと思います。
 

天皇陛下の仕事は愛すること
つまり「祈る」ことなのです。
私たち日本人の平和と幸せを祈り
世界の平和と幸せを祈られておられます。
 

それをひっそりと目立つことなく
自己PRすることなく、祈られておられます。
 

その働きこそまさしく
日本の「カミ」の働きなのです。
西洋人の考える「ゴッド」でも
「独裁者」でもないのです。
 

また「天皇」の漢字表現も誤解を与えています。
 

天皇は漢語で北極星を表します。
古代中国で天の中心にある重要な立場です。
天皇大帝と呼ばれるものが天皇です。
 

その表現を日本の統治者に付けています。
天皇の漢語表現のイメージは皇帝のような
一種の独裁者のようです。
 

欧米人が天皇を「ゴッド」や「独裁者」と
感じたのは「天皇」を「現人神(あらひとがみ)」
と表現からだと思うのです。
 

英語で天皇は 
Emperor (エンペラー、皇帝)なので
誤解しても仕方がありません。
 

実際には日本の天皇はそのような
存在なのでしょうか?
やまとことば(ことだま)で
紐解いてみると
イメージが変わってきます。
 

天皇のことをやまとことばで
「すめらみこと」と呼びます。
 
「すめら」は「すめる」や
「すべる」の意味を持ちます。
「すべる」とは「統べる」意味です。
別々のものを一つにする、
まとめるという意味です。
 
星座の「昴(すばる)」は
六連星(むつらぼし)とも呼ばれています。
六つの星が一つにつながって見えるので
その星を日本人は「昴(すばる)」と呼びました。
自動車メーカーの「スバル」のロゴは
それを教えていますね。

一つにすること、
まとめることが「すめる」なのです。
 

「みこと」の意味は
「みこと」は日本神話ででてくる表現です。
イザナギの命(みこと)、
スサノヲの命(みこと)と表現します。
役割、使命を持つ人を
神話で命(みこと)と表現しているのです。
 

違うものを一つにする、
まとめる役割を持つものが
「すめらみこと」なのです。
 

東と西を一つにする、
国つ神と天つ神を一つにする、
天と地を一つにする、
そのような役割が
天皇(すめらみこと)なのです。
 

そのように見ていくと漢字表現の天皇と
やまとことばでの「すめらみこと」では
イメージが大きく変わります。
 
天皇という漢字表現より前に
天皇は大王と呼ばれていたのです。
 
大王をやまとことばで「おおきみ」と
呼びました。
 
日本の各地を治めていたリーダーを
王と呼んだのです。
王の読み方は「きみ」です。
たくさんのリーダーの中のリーダーが
大王(おおきみ)だったのですね。
 
日本神話では「き」は男性を表します。
「み」は女性を表します。
 
男性の神さまは「いざなぎ」と「き」
女性の神さまは「いざなみ」と「み」
 
男性性と女性性の統合を表したのが
「きみ」でした。
そのことばに「王」という
漢字を当てたのです。
 
日本人がリーダーに望んだのは
独裁ではなく、男性性と女性性の
ふたつの働き、違う働きを結ぶ
統合した人を最高のリーダーに
求めたのですね。
 
父親のような厳しさ、母親のような
慈愛を持った存在を王(きみ)と
読んだのです。
 
日本語の深さは本当に驚くべき物です。
私たちの生きる見本としての存在が
天皇なのです。
 
それは誠に神々しく、ありがたい
存在です。でもそれは手を合わせて
拝むだけでなく、リーダーとしてあるべき
人の見本を生き方を通して教えくれている
のです。
 
私たち庶民、国民と全然関係ない
存在ではなく、とても密着して関係の
深い存在が天皇なのです。
 
それを教えているのが日本語
(やまとことば)なのですね。 

日本語(やまとことば)の中に
日本人の精神が読み取れます。
そのことを知ると本当に面白いです。
 
そのやまとことばの音(ことだま)の意味を
紐解くのがジパング・コード®です。
日本の基本にある
天皇のすばらしさを
ジパング・コード®を通して多くの人に
知っていただきたいと思っています。
 
明日の天皇天皇誕生日はいつもと
違った視点で過ごしていただければと
思っています。

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