日本神話から学ぶ令和の知恵⑤
「一緒にやる」(スサノヲとくしなだひめの場合)
一緒に戦う
日本神話のキーワードは二つあります。
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①「使命に生きる」(信頼を受ける)
②「一緒にやる」
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この二つのキーワードで日本神話を見ていくと
令和の現在にも活用できる知恵で満載です。
日本神話から学ぶ令和の智恵④では
「イザナギ(男神)」と「いなざみ」(女神)が
二人で国作りを行う話をご紹介しました。
日本神話から学ぶ令和の智恵④↓↓
https://kototama-himehiko.com/zipangcode/yamashita0205
今回は「スサノヲ」と「くしなだひめ」と
二人の神々の話について書いてみます。
スサノヲといえば「ヤマタオロチ」退治です。
ヤマタノオロチは西洋でいえば「ドラゴン」のこと
西洋のドラゴン退治のパターンは
だいたい次の通りです。
勇者が一人でドラゴンと戦います。
目的はおおまかに二つ
①とらわれているお姫様を救出
②ドラゴン退治のご褒美にお姫様と結婚
どちらにしても勇者、男性が一人で
ドラゴンに立ち向かうということが多いです。
日本神話の面白さは
西洋のドラゴン退治と全く違うことです。
ヤマタノオロチ退治に一人で立ち向かわないのです。
どうするのか?
くしなだひめを一緒に連れて行くのですね。
日本神話の中ではヤマタノオロチを退治に
出かける前に、くしなだひめを「櫛」に
変えて、自分の髪に挿してヤマタノオロチ退治に
でかけます。
櫛に挿してでかけたとはくしなだひめと共に
ヤマタノオロチ退治にでかけたと同じことなのです。
日本神話は「くしなだひめ」の漢字表記を
下記のように記しています。
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①櫛名田比売(古事記)
②奇稲田姫(日本書紀)
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「櫛」と「奇(くし)」の意味です。
「櫛」は女性の象徴でした。
また「奇(くし)」とは不思議な力のこと
男性が持たない不思議な力を女性が持っていると
古代の人は考えたのです。
ヤマタノオロチと戦うときに
スサノヲが一人で戦わずに、
くしなだひめの力を借りながら戦う
この二人がともに力を合わせて
困難に立ち向かうことを日本神話が
教えています。
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一人で戦う西洋
二人で助け合って戦う日本
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これが大きく違うのですね。
今は男女が助け合って戦うことよりも
男女が戦っていることが多いので
おかしいのですね
男女が互いに対決することではなく
男女が互いに力を合わせて困難に立ち向かう
これが日本神話が日本人に伝えたかった
ことなのですね。
日本神話を知らないと、その精神を
伝えることができなくなっています。
西洋の昔話ばかりを聞いて育つのは
女の子は勇者を待つ人になればいいと
いうことが小さい心に刻まれるのです。
男女がともに困難に立ち向かう
男女が一緒にやることを魂の記憶として
持っていることに気づきましょう。
(おわり)
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