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命名言霊学協会

ことだまコラム 『満月』 ~日本人と月~

ことだまコラム

日本人にとっての「満月」
願いが叶う事への暗示

17日は満月
実際には早朝に満月でした。

満月は願いが叶う日
お願いしましょうなどの
記事をネットで見かけます。

その記事を読んでいると
ネイティブ・アメリカンでは
月の満月をこのように
呼びますと表現されることが
あります。

たとえば4月の満月は
ピンクムーンと呼ぶそうです。
月がピンクに見えるのではなく
ピンクの花が咲く頃の月だから
という意味があるそうです。

 

 

ちなみに
3月の満月はワームムーン
5月の満月はフラワームーン

なかなかおしゃれで
素敵なネーミングです。

満月は金運&恋愛運UPと
いうことで興味を持つ方も
多いでしょう。

私は和文化を研究していますので
西洋の月の見方ではなく
日本人の月の見方をお話したいと思います。

今は月を見る、眺めるのは
普通でしょう。
今月の満月は綺麗だなあと
そんな風に思います。

満月の話をするときに
なぜ、ネイティブアメリカンの
月の呼び方を参考にするので
しょうか?

欧米の月の呼び方は
ないのでしょうか?

詳しく調べれば欧米文化圏
でも満月の個別の呼び方は
あるでしょうが、私たちが
知らないのはそれほど
有名ではないかもしれません。

私の個人的見解として
思うのは、欧米では月を
直接見るのが不吉だったと
思うからです。
だから欧米文化圏とは
違うネイティブアメリカンの
月の見方を紹介している
ことを感じます。

欧米で月とは日本人が
考えているような見方を
してこなかったからです。

満月と言えば「狼男」
月はルナと呼びます。
狂ったことをルナティック

満月の光はともすれば
妖しい光です。
人を狂わすと思われたかも
しれません。
欧米人にとっては。

日本人にとっては
月の妖しい光はネガティブではなく
ポジティブに捉えました。

どんな風に満月の光を
ポジティブに捉えてたのでしょうか?
それは願いが叶う、
願いが満つる
そんな風に捉えました。

古代の日本人にとっての
願いは何だったのでしょうか?
今は満月に向かって財布を
振るとお金が増えると言われるように
お金が入ることが願いの方が
いるかもしれません。

古代の願いはお金ではありません。
それでは何だったのでしょうか?
その願いは大事な人との出会いでした。

古代の日本人は月はカレンダーでした。
出会う日を教えてくれるカレンダー
だったからです。

古代の日本人は満月に出会い
結ばれました。
男女が結ばれることで、後世に
命を引き継いできました。

人との出会いが
古代の人の願いでした。
その願いは今でも変わらないでしょう。

古代、それは遙か昔の日本
今ではその時代を縄文時代と
呼ばれています。

縄文時代に離れて暮らしていた
男女が出会う日、それが満月
だったのです。

月の満ち欠けは出会うことを
願う人にとっては命がけでした。

満月の日に出会うと約束したのです。

満月は出会いを求める人にとっては
今も大事な日です。

満月の効果を得るためには
単に満月に祈っても不十分です。
出会いが満ちていく、その流れを
が大事です。

新月から満月までの流れに
キチンの乗ることで願いが叶でしょう。

満月が来るたびに
今回はどんな願いが叶うのか
それが楽しみになります。

(おわり)

 

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