ジパング・コード®を学ぶ人、実践する人を育成し、世界に向けて「和の精神」を広げる
命名言霊学協会

ひめ結び⑯

日本神話のひめ神と女性の魅力

「ひめレッスン」(大人の女性プロジェクト)

魅力的な大人の女性、ひめを

育成を目的とするプロジェクトです。

日本神話のひめ神をロールモデルにしています。

 

第二の鍵のひめ神(おとたちばなひめ)

ふくらませるひめ神

 

小さいことを膨らませるひめ神

ひめレッスンに登場するひめ神は

12柱(12名)います。

12柱のひめ神は

10柱+2柱として見ていきます。

 

女性が持っている魅力が10あります。

日本神話では

女性の持つ魅力を一人一人で象徴しています。

 

①いざなみ(一緒にやる、生み出す力)

②あまてらす(祈る力)

③いちきしまひめ(言葉の力)

④あめのうずめ(明るさ)

⑤おおげつひめ(生活力)

⑥くしなだひめ(可愛さ)

⑦すせりひめ(賢さ)

⑧このはなさくやひめ(美しさ)

⑨いわながひめ(続ける力)

⑩たまよりひめ(育てる力、母性)

 

どの女性も持っているひめの魅力です。

持っているひめの種を開花させることで

ひめ(大人の女性)になっていきます。

「ひめレッスン」では

神話のひめ神は12柱(12名)を

登場させています。

 

①10柱のひめ神=女性の持つ魅力

②2柱のひめ神=ひめにする鍵を表します。

 

2柱のひめ神は

①くくりひめ

②おとたちばなひめ

 

この2柱は女性が持っている10の魅力を

発揮するための「鍵のひめ神」なのです。

「おとたちばなひめ」の力

ふくらませる力を持っています。

小さな種を大きな花に咲かせる力です。

10の魅力に気づき、自分の中に

魅力があると思っても、それは小さな

芽吹きのようなものです。

 

芽吹いたものをどんどん大きくする力

「おとたちばなひめ」なのです。

「おとたちばなひめ」はヤマトタケルの

奥さんです。

ヤマトタケルと共に東国(関東地方)に

出かけていきます。

途中、横須賀から千葉に船で渡る時に

海の神さまの怒りを解くために自らの身を

犠牲にしてヤマトタケルの仕事がうまく

いくようにしたひめ神

一般的に自己犠牲のひめ神と言われています。

 

「ひめレッスン」では「おとたちばなひめ」は

自己犠牲のひめ神ではなく、膨らませるひめ神と

見ていきます。

「おとたちばなひめ」が自らを犠牲として

海に入っていくときの残した和歌は

次のように歌っています。

「さねさし

相模の小野に

燃ゆる火の

火中に立ちて中に

問いし君はも」

※現代訳

静岡の焼津の地にて

敵の罠にはまって

焼き殺されそうになりましたね。

その時に、あなた(ヤマトタケル)は

自分も焼き死ぬかもしれないのに

私を案じて名前を呼んでくれましたね。

「おとたちばなひめ」が海に入っていくときに

静岡の焼津の出来事を思い出しています。

この和歌の中に、なぜ自らの身を犠牲にしたのかの

理由が記されているのです。

わかりやすく言えば

「ヤマトタケル」が自分のことを心配して

声を掛けてくれたことが、

とてもうれしかったと話しています。

自分も死ぬかもしれない

その中にあって

あなた(ヤマトタケル)が

「大丈夫か?」

「おとたちばなひめ、大丈夫か?」

ヤマトタケルはそのように声を掛けてくれた。

そのことがとてもうれしかった。

愛されていると「おとたちばなひめ」は思ったのです。

その愛された思いはどんどん「おとたちばなひめ」の

中でふくらんでいきました。

私のことを心配してくれた

ヤマトタケルさま

今度、あなたに何かあったら

お返ししますね。

そんな感じだったのです。

その小さな思いがどんどん膨らんで

静岡を越え、横須賀に入り、

そこから船で千葉に渡るときに

最大限に愛された思いが膨らんでいったのです。

その膨らんでいった思いは

自分の身を犠牲にしてもいいくらいに

ふくらんだのです。

だから、海に飛び込むときに

「おとたちばなひめ」は静岡の焼津のできごとを

思い出してヤマトタケルに和歌を残したのですね。

あのとき、とてもうれしかったのですよ。

だから、あのときの恩返しなのです。

ヤマトタケルが何気なく声かけた

「大丈夫か?」

その言葉はヤマトタケルも忘れていたかも

しれません。

でも、「おとたちばなひめ」は忘れていなかったのです。

「おとたちばなひめ」のエピソードは

決して、単なる自己犠牲の話ではありません。

 

「おとたちばなひめ」のヤマトタケルの

身代わりに海に飛び込んでいくエピソードは

感動的ではありますが、多くの女性は

自分にはできないなあと思うのです。

自らの身を犠牲にしたのは結果であって

本質は受け取った愛(ことば)がどんどん

膨らんできて、自分の身を捧げてもいい

くらいになったのです。

 

この「おとたちばなひめ」が日本女性が

持っている大事な力です。

それは受け取った物を大きくする力

膨らませる力なのです。

今はたくさん愛されないと愛を感じない方も

増えていますが、日本女性は受け取った小さな愛を

大きく膨らませる力があったのです。

そのことに気づいていない女性が多いのが

残念です。

 

たくさん愛されなくても大丈夫

ちいさな愛でも愛されたと思えば

自分の中でその愛は大きく育っていくのです。

「おとたちばなひめ」の膨らませる力を

女性がもっていることを示してくれています。

小さな気づきでもどんどん膨らませることができる。

10の女性の魅力を自分が少しでも持っていると

思えたらどんどん膨らませることができます。

その時に大事なことが

「愛されたと思うこと」

ただそれだけなのです。

 

今多くの女性は愛されてないと思う

だから含ませることができない。

もっともっと愛してと思ってしまう。

日本女性は愛されたと思えたら

どんどん大きくできることを

思い出して欲しいのです。

日本神話の「おとたちばなひめ」は

そのことを女性に教えているのです

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