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命名言霊学協会

神様の名前② 「あまてらす」(天照大神)

「あまてらす」(天照大神)

神様の名前は難しそうですが

ある一定の法則でできているので

神様の名前の法則で

紐解けば意外と簡単にわかるものです。

神様の名前は

以下の法則でできています。

古事記に記載の神様の名前です。

①役割

②出身地

③尊称

④性別

⑤神か命(みこと)か

 

一見長く見える神様の

名前も神様の名前法則で見れば

あっという間に分かるのです。

 

日本神話の最高神の

「あまてらす」は

「天照大神」といいます。

この場合は

「天」は出身地のことです。

「天」は出身地が高天原ということです。

「照」(てらす)

これが役割です。

天から照らす役割

つまり太陽の役割ということなのです。

太陽、日(ひ)の役割をもっています。

大神(おおかみ)の

大は尊称です。

大きな、偉大なという尊称ですね。

神は役割を与える立場

日本神話では役割を与える立場を

神と表現しています。

「あまてらす(天照大神)」

とは

高天原が出身地で

みんなを太陽のように

暖める大事な役割をもっている

そしてみんなにお役(使命)を

あたえる立場である。

それが「あまてらす」の

名前の中にはいっているのです。

 

ここで特に伝えたい大事なことは

役割をもらう立場を命(みこと)または

尊(みこと)と表現しています。

これはとても重要なことなので

覚えておいてください。

 

日本神話の神とは

一神教の神ではなく、お役を与える

立場を神と表現しているのですね。

だから日本の神様は特別な力が

なくてもいいのです。

役割を与えるのが神なのです。

 

「あまてらす」は三貴子の一人です。

神話に出てくる三人(三柱)の

重要な神様を指します。

 

三貴子

①天照大神

②月読命

③須佐之男命

 

「あまてらす」だけ

神の表記があります。

他の二柱の神様は命(みこと)です。

「あまてらす」は生まれたときから

役を与える神さまであることが

明示されているのです。

つまり他の神々に役(使命)を

与えることなのです。

 

「いざなぎ」「いざなみ」も

古事記を読んでみると不思議な

表記があります。

 

高天原に出現したときは

二人(二柱)の神々

「いざなぎ」=伊邪那岐神

「いざなみ」=伊邪那美神

と「神」と表記されています。

 

それが「国作り」(修理固成)の

使命を受けると

「いざなみ」=伊邪那岐命

「いざなみ」=伊邪那美命

このように神から「命(みこと)」に

変わっています。

古事記の世界では

役をあたえるのは「神」

役をもらうのは「命(みこと)」と

きちんと区別していたことがわかります。

神道の場合は人は亡くなると

仏教のように戒名をつけますが

それが面白いことに「命(いのち)」と

つけるのです。

 

私の場合なら

山下弘司命、こんな風になるのですね。

この世を神様からいただいたお役

使命をもって生きてきたことを

最後に「命(みこと)」の名前で

締めくくるのです。

日本書紀では「命(みこと)」は

「尊(みこと)」と漢字表記を変えています。

これは「使命」をもったものは

尊いという意味が込められているのです。

人は誰でも使命があるなら

誰でも尊い存在であるのです。

そのことを神話は教えているのですね。

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