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命名言霊学協会

神様の名前⑬「くしなだひめ」の両親の 「あしなづち」と「てなづち

「あしなづち」と「てなづち」
「やまとなでしこ」にした両親
今回は「くしなだひめ」の両親の
「あしなづち」と「てなづち」です。
神話に登場する人物(?)
神様だから人物とはおかしい表現ですが
神話に登場するものは
みんな神様です。
神武天皇までが「神話」
それ以降は「歴史」です。
神武天皇までに登場するものは
すべて神様ということです。
「やまたのおろち」退治で
登場する「スサノヲ」と「くしなだひめ」
この二柱の神様が有名です。
今日は「くしなだひめ」の両親の
名前について書いてみます。
父親が「あしなづち」(足名椎命)
母親が「てなづち」(手名椎命)
「なづ」とは「なでる」意味です。
大事に育てた意味を表します。
古事記には少女の時に「愛される話」が
ほとんど書いていません。
結婚前の話がほとんど書いていなくて
結婚してからの話が大半です。
男神と女神(ひめ神)が結婚してからの
話が多く、ひめ神が男神を一生懸命
育てる話が多いのです。
その中にあって「くしなだひめ」の場面は
男神に出会うまでに大事にされた
愛されたことを示している貴重なところです。
愛されてきたことを両親の名前で暗示しています。
両親が「足をなでる」「手をなでる」という
名前が面白です。
これは子供に対して(くしなだひめ)に
対して、手足をなでるように育ててことを
暗示しているのです。
「なでる」とはスキンシップ
安心感、抱擁感を感じます。
女性にとっては好きな男性から
頭をなでられるのは大事にされている
安心感を感じる人も多いのでは
ないでしょうか?
父親が「足をなでる」
母親が「手をなでる」
両親によってなでる場所が
違うのも面白いです。
以下は名前のことだま
神話解釈です。
足とは何か
これは行動力です。
その力を父親が教えてくれた
手とは何か
これは技術(手の器用さ)
その力は母親がおしえてくれた
手足とはそのことを
教えているのです。
行動力と技術を
なでる、頭だけなく
スキンシップしながら丁寧に
教えてきたことを
両親の名前が教えているのです。
このように両親から大事にされた
女性を「やまとなでしこ」
呼んだのです。
これを知ると私は両親から
そんな風に大事にされていない、
愛されてないと思う女性も
いらっしゃると思います。
実は大人の女性(ひめ)に
なるまえの「おとめ」とは
受け取った愛を大きく膨らませる
ことができる力をもっているので、
ほんの少しだけでも愛された、
大事にされたと思えるなら
それを自分の中で膨らませることが
できるのです。
世のすべての女性は「くしなだひめ」の
力を内在していますし、
「やまとなでしこ」になれる可能性が
あるのです。

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