夏至(ひの力) ~日本語の源泉「縄文の精神性」
本日は夏至ですね。
夏至は昼の時間が一番長い日ということで
世界中で大事にされている日です。
今、縄文時代が脚光を浴びています。
名前のことだまも「やまとことば」の源泉は
縄文時代にあると推測して、いろいろ仮説を
立てています。
縄文に思いを巡らせると楽しくなります。
現在でも縄文を体験しようと
縄文時代の食べ物を再現したり
縄文時代の家屋などを作ったりしています。
名前のことだまは少し違った視点で
縄文時代を見ていきます。
縄文時代を形からではなく、
精神性、文化から見ていきます。
縄文時代の形は現在にはそれほど継承されて
ないからです。
縄文時代の食べ物、家屋、衣装、土偶、土器など
形のあるものは、時代によって変わるので
それほど今に引き継いでいると感じるものは
少ないです。
でも、縄文時代の精神は今の私たちにも
すごく引き継がれているのですね。
それをぜひ、紐解いていきたいのです。
縄文時代の言葉は「やまとことば」として
引き継がれています。
自然の事象を表した言葉は
縄文時代の風景だからです。
日=ひ
木=き
水=み
縄文の人々が感じた世界観が「やまとことば」に
キチンと残されていると思います。
ことばだけでなく無意識に引き継いでいるものも
あります。
そして、わすれてしまったもの、
気づいていないものもあります。
それを思い出すと新しい世界が見えてきます。
思い出して欲しい、気づいて欲しいこと
それが夏至(ひの力)です。
夏至は縄文時代から大事にされていました。
なぜでしょう。
夏至は昼間の時間が一番長い日です。
縄文の人は夏至をどのような日と思ったのでしょう。
太陽が一番力がある日が夏至でした。
太陽が命の源と縄文人は思っていたのですね。
太陽の力を最高にチャージできる日、
この日が夏至でした。
日本には太陽信仰という、
太陽に手を合わせる信仰があります。
日拝という習慣もあります。
両手で輪をつくり太陽を体に入れ込む儀式です。
太陽は縄文の人々にとっては命そのものでした。
私たちがスマホを充電するように
毎日、太陽に手を合わせて命の充電をしたのです。
太陽(ひ)の力を一番充電できるその日
それが夏至だったのですね。
縄文の精神がずっと受け継がれてきている
「日(ひ)の本」の国、日本なのです。
(おわり)