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命名言霊学協会

神様の名前⑲ 女性が男性を選ぶ時代「オオクニヌシ」③(大国主命)

「オオクニヌシ」③(大国主命)
女性が男性を選ぶ時代
オオクニヌシ(大国主命)は
最初はオオナムジの名前で登場します。
因幡の白ウサギを助けることで
「八上姫」と結婚する予言を受けた
オオナムジでした。
兄たちから預かった宝物を背負って
八上姫のいる館についたオオナムジ
八上姫が結婚相手を選ぶ場面が
やってきます。
そこで自分たちの名前が呼ばれると
思っていた兄たちの気持ちとは
正反対に呼ばれたのはオオナムジ
私が選ぶ男性はオオナムジです
自分が選ばれると思っていたのに
意外にも弟の名前が呼ばれ
驚いた兄たちでした。
白ウサギの予言はこうして
実現したのです。
オオナムジは八上姫から選ばれた。
古代では女性が男性を選んでいたことが
わかります。
当時は姫神と結婚するのは
姫の住む土地を受け取ることが
できたからです。
土地を姫、女性が握っていたわけです。
土地を自分の物にする場合、
領土を広げる場合は、戦争して奪うか
その土地の姫君と結婚するか、そのどちらか
だったのです。
オオナムジは結婚することで
自分の範囲を広げたのです。
日本神話を読んでいると面白事に
気づきますが、男神が自分の住む土地を
離れて、他の土地に住む女神と結婚する
話が多く出てきます。
・スサノヲにしても高天原を出て
出雲でくしなだひめに出会って
結婚します。
・オオナムジ(オオクニヌシ)も
出雲を出て、因幡の八上姫と結婚します。
それ以降も男神は他の土地の女神と
結婚するのです。
これは縄文時代の記憶だと思います。
縄文時代、その土地に生まれた男は
その土地を離れて、自分の伴侶を別の
土地に探しに行ったことを神話が
記憶として残しています。
そして女性が男性を選ぶことを
八上姫の場所が記憶として残したのです。
日本神話(古事記)に日本人の原点が
あるのです。
神話(過去)を調べると今にも生かせますし
未来を作ることもできるのです。
神話を生活に落とし込むとはそういう
ことなのです。

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