ジパング・コード®を学ぶ人、実践する人を育成し、世界に向けて「和の精神」を広げる
命名言霊学協会

「歳神と歳玉」

「歳神と歳玉」
大掃除はどうして冬やるのですか?
今年も今日を含めて2日になりました。
東京五輪が行われたのが遙か昔のように
感じるのは私だけでしょうか?
令和は「ら行」のことだまのごとく
加速、スピード化の時代です。
そんな中での令和3年(2021年)でした。
世相はどうであれ冬が来て
新しい年を迎えます。
日本人が新しい年を迎えるのに
どんな気持ちだったかが
その追体験できるのが12月の
行事でしょう。
12月の行事で重要なことは
「ゆず湯」と「大掃除」です。
ばたばたして過ごしている人は
何となく12月も過ぎてしまうでしょうが
こんな時こそ季節感と年の区切りを
どう感じてきたのかの日本人の知恵を
知ることが大事でしょう。
大掃除もその一つです。
大掃除をしなくても年を迎える
大掃除も外注(業者にやらせる)
そう思っている人には
どうでもいいことかもしれません。
でも、日本の文化を大事にしたい
方には参考になるお話を書いてみます。
こんな時こそ、気持ちもすっきりと
新たな年を迎えたいですね。
そのために大事なことが大掃除です。
新しい年を迎えるために最も大事なこと。
それは「歳神」さまを迎える準備です。
私たちの先祖は一年過ごす力を
歳玉(としだま)と読んでいました。
その歳玉を与えてくれる存在を
歳神さまと読んだのです。
歳神さまは12月31日の夜遅く
来られます。
一年間元気に過ごす元気玉(歳玉)を
分け与えるために来られるのです。
人々はそれをお餅として体に
取り込む儀式をするのです。
それがお雑煮だったのです。
お正月に食べるお雑煮
全国各地で数多くのバリエーションが
あります。
汁も醤油ベース、味噌ベース
時にはぜんざいなどもあります。
具材もさまざまあります。
ところがお餅の入ってない
雑煮はありません。
餅をいれないと雑煮にならないのです。
この餅が重要です。
れは歳玉(一年を元気に過ごす力)が
必要だからです。歳玉=年玉
そして年玉を食べること
年玉を受け取ることで
「年を取るのです」
昔は食べ物が年玉でしたが
今はお金も年玉になりました
子供たちは年玉を受け取り、
一年間元気に過ごすのです。
歳神様が家に来られる条件が
二つあります。
①綺麗な場所に来られる。
 汚いところには来られないので
 掃除をしないといけません。
②招かれないと来られません。
 我が家に来てほしい印を
 つけないといけません。
 それが正月飾りです。
 門松(神を待つ)はその印です。
この二点が歳神さまを迎える条件です。
掃除とお飾りをして歳神様を迎え
令和4年を元気に過ごしたいものです。
目に見えないものが大事だと
昨今多くの人が思ってきています。
それは家庭の中で始まるものです。
女性、お母さんがそのことをきちんと
知って、後世に伝えてほしいと思うのです。
平成うまれの人は意味のないことは
やらなくなる傾向があるので、
きちんと意味を伝えて、後世に
日本の知恵を伝えましょう
日本の知恵とは見えないもを大事にすること
神様が見ていると思って丁寧に生活
することなのです。
寒い冬に掃除をする
それは歳神様という素晴らしいお客様が
来られるからです。
それを子供たち、後世に伝えていきましょう。
子供たちには嘘偽りは通じません。
親や大人をちゃんと見ているのです。
子供たちの良き見本になるように
していきたいものですね。
惰性的、義務的、形式的に行っていた
大掃除に魂、心を込めて、次世代の人たちに
その知恵を伝えていける女性を増やしたいと
思って、名前のことだま®の活動をしています。
大掃除の時期が来ると、いつもこのことを
思い出します。
掃除をしてお飾りをして来年も無事に
歳神様が来られるように準備をしていきたいと
思っています。
素晴らしい令和4年を迎える準備をしましょう。
(つづく)

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