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さくらの花見は神事である

2019/03/20
山下 弘司
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山下 弘司
福岡県生まれ。現在金沢市在住。2001年、日本の叡智「言霊」を基本として、人をしあわせにする「名前のことだま®(命名言霊学)」を独自に開発。2003年、命名言霊学協会を創設。代表を務める。2016年「神話、ひめ、歳時記など」で日本の知恵を伝えるために名前のことだま®とは別にジパング・コード®を開設。著書『人生が100倍楽しくなる 名前セラピー (マイナビ文庫) 』。

さくらの花見は神事である。

今日は「花見」について書いてみます。

桜のことだまは講座の中でも人気のある話のひとつです。
私たちの中に桜について深い思いが隠されているようです。

日本人はなぜ桜が好きなのか?

山にカミさまがいると古代の日本人は考えていました。
カミは上(カミ)にいる。一番身近な上が山でした。
現在でも山の頂上に神社があるのはそれを教えています。
富士山(コノハナサクヤヒメ)白山(シラヤマヒメ)など。

日本人はそのカミのことを「さ」の神と呼びました。
「さ」の神は私たちに幸を与えてくれる神様です。
日本人は神様は幸を与えてくれる存在として考えていました。

そして「さ」の神は春になったら里に降りてきて、
春夏秋と里にとどまり私たちに幸を与え
秋に山に帰ると考えました。
冬の間に私たちに与えてなくなってしまった
幸を増やして再び春に里に降りて私たちに幸を与える、
そのサイクルを繰り替えてきました。

冬の語源は「増ゆる」
幸を増やす季節と言えます。

「さ」の神の働きを今の残しているのが
「花見」と「祭り」になります。
花見と祭りは「さ」の神様に対する
喜びと感謝を表す神事でした。

祭りは神社が関係しているので
神事としてわかりやすいですが
花見も実は神事と言えます。

花見を「さ」の神が来るお迎え儀式。
祭りを「さ」の神を見送る儀式。

そのように見ると日本人が祭りと桜が
好きなのかの理由が見えてきます。

花見と言えば「桜」が思い出されますが
桜の花見と他の花見の違いを見てみます。

それが場所取りです。
場所を取って花見をするのは桜しかありません。
そして花見の下でお酒を飲んだり食事をしたり
楽しむのも桜の花見だけです。

これは神事だからです。

古来より神様に来ていただくためには依り代が必要でした。
依り代の代表が「木」でした。現在ではご神木などとしてあります。

桜の木は「さの神様」に来てもらう依り代でした。
桜の木の下で神事を行う。これが桜の花見でした。
儀式に必要なのが酒、食事、人です。
儀式を行うために場所が必要です。
それで桜の花見は場所取りが必要になります。

「さ」の神に関することは「さ」の音が多いのが特徴です。

「さ」の神が山から下りてくる道を「さか」と言いました。
「さ」の神様が降りてきたことを教える木が「さくら」
「さくら」の木の下で「さけ」を飲み「さけのさかな」を食べ
「さら」に入れ「ささ」を敷いた。
「さ」の神が来る季節を「さおり」と呼びました。

古代は稲のことを「さ」と呼びました。
稲を植える季節を「さつき」
稲を植える女性の「さおとめ」が「さなえ」を植えました。
*古来は女性が田植えをすると豊かに実ると考えられていました。

不思議なことに「さ」の神に関する言葉の
「さくら」「さおり」「さなえ」「さつき」など女性名として
使われています。

「さちこ」という名前の「さち」から名前と言えます。
また最近は「さら」という女性もいます。

これは「さ」の神が女性であることを教えているのではないかと思います。
古来日本では女性が幸を与えると考えられていました。
山にいる神はコノハナサクヤヒメ、シラヤマヒメなど女性を
表していることが多いです。

女性が幸せを与える国、これが日本なのかも知れません。

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山下 弘司
福岡県生まれ。現在金沢市在住。2001年、日本の叡智「言霊」を基本として、人をしあわせにする「名前のことだま®(命名言霊学)」を独自に開発。2003年、命名言霊学協会を創設。代表を務める。2016年「神話、ひめ、歳時記など」で日本の知恵を伝えるために名前のことだま®とは別にジパング・コード®を開設。著書『人生が100倍楽しくなる 名前セラピー (マイナビ文庫) 』。

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