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命名言霊学協会

2月の歳時記 『建国記念の日』

今回は日本神話から学ぶ令和の智恵シリーズをお休みして

2月の歳時記「建国記念の日」をお送りします。

 

日本の誕生日=出典は日本書紀

人の誕生日を祝うように

自分の国の誕生日をお祝いしましょう。

 

本日、2月11日は建国記念の日です。

日本の誕生日です。

国ごとに誕生日に当たる建国記念日は

違います。

 

アメリカ 7月4日 独立記念日

フランス 7月14日 パリ祭

中国 10月1日 国慶節

建国記念日を独立記念日として

祝う国も多いようです。

 

特に上記の三カ国においては

国を挙げて国民の大多数がお祝いする日に

なっています。

 

翻って日本の建国記念の日は

いたって静かな日になっています。

 

特に盛大なパレードやお祭りがあるわけでも

なく、人によっては単なる祝日としか思っていない

人もいらっしゃるでしょう。

 

自分の誕生日や恋人の誕生日は

盛大にお祝いしたりして意識をするのに

自分の住む国の誕生日には

ほとんど意識を向けないのも

不思議と言えば不思議です。

 

ある面日本の国が平和であったので

改めて建国などと意識をするのが

少ないのかも知れません。

 

多くの国家は独立記念日として

建国記念日を制定しているので

圧政や戦争の中で得た独立なので

特に重要視しているのかもしれません。

 

記憶もまだ100年、200年の

前の話なので肌感覚として身近

なのでしょう。

 

アメリカの独立記念日は1776年

英国からの独立でまだ200年余り

フランスも1789年のバスティーユ

襲撃が元になっているので、これも

200年くらい。

 

中国などは1949年なのでまだ

70年余り。

 

それにくらべると日本の場合は

日本建国を神話の世界から導き

だしているので紀元前660年

2600年あまりの歴史があります。

 

あまりに建国が古いので

いまさら盛大に祝う必要もないかと

思っているのでしょうか?

 

建国や独立を重視する文化は

西洋から流れてきたようなので

日本にはもともと建国を祝う習慣が

それほどなかったのかも知れません。

 

誕生日をお祝いする習慣も

キリスト教の影響ですし。

 

『建国記念の日』

戦前は『紀元節』と呼ばれていました。

国の起源という意味での「紀元」

です。

 

紀元節自体が明治時代に制定

されています。

 

国の由来を神話に見いだすのも

いかにも日本的です。

 

2月11日がなぜ建国記念の日

なのか。

 

それは日本書紀の中で神武天皇が

橿原の地で天皇即位した日だからです。

 

日本書紀の中に神武天皇の即位が

紀元前660年1月1日(旧暦)です。

 

現在の暦で直すと2月11日になるとして

戦前にこの日を紀元節にしました。

 

その流れを受けて現在も引き継いで

2月11日になっています。

天皇の即位を建国にするのを

嫌いな人、勢力も一定数いるのでしょう。

 

その声が大きいのでおおぴっらに

建国記念の日をお祝いしないのかも

しれませんね。

 

ちなみに建国記念の日が祝日に

なったのは1966年(昭和41年)です。

祝日法は1948年(昭和23年)に施行

されているのに、なぜ当初の祝日の中に

建国記念の日が制定されていないのか?

 

そこにはGHQ(占領軍)の思惑があります。

 

国民の声で18年の歳月をかけて

復活したのが建国記念の日

自分の誕生日や好きな人の誕生日を

お祝いするように自分の住む国

日本の誕生日もともにお祝いしたい

ものです。

 

多くの日本人は時にお祝いも

しないでしょうが、私たちは密やかでも

大事に建国記念の日をお祝いしたいですね。

(おわり)

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