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命名言霊学協会

神様の名前① 「いざなぎ」と「いざなみ」

「いざなぎ」と「いざなみ」

古事記、日本の神様に多くの人が

興味を持つ時代になりました。

いたるところで日本神話の話をする

人が増えています。

 

名前のことだまも

「名前で紐解く日本の神様」と題して

2014年(平成26年)から

お伝えしています。

日本神話に多くの方が興味を持って

いざ、古事記にチャレンジして

挫折してしまう原因が

①神様の名前が長くて難しい

神様の名前に多くの方が

つまずいてしまいます。

古事記の世界を一般的に

広める機会をつくっていただいた

竹田恒泰さんは

古事記は難しいと言われるが

物語自体は簡単で、難しく

思うのは神様の名前が影響している

古事記を面白く読む方法は

神様の名前は覚えなくてもいい

そんな風に古事記の読み方を

伝えています。

神様の名前は無視して古事記の

世界に入っていくのは古事記の

読み方の一つでしょう。

 

名前のことだまは「名前」の

大事さを伝えています。

あえて竹田さんが避けた

「神様の名前」にこだわってみました。

神様の名前は

「役割、使命」が隠されていることが

わかりました。

名前は使命と題して、18年伝えていますが

2000年以上前にすでにその考え方が

あったことを古事記を読んでみて

再確認したのです。

人が名前をつけるときに

いい加減にはつけません。

何らかの意味があって名前を

つけます。

神様の名前もそうです。

いにしえの日本人が自然万象に

意味づけして名前をつけたように

神様にも何らかの意味を感じたのです。

「いざなぎ」と「いざなみ」は

神話の始めに登場する神様です

 

いざなぎは漢字表記で

伊邪那岐(古事記)

伊弉諾(日本書紀)

いざなみは

伊邪那美(古事記) 

伊弉冉(日本書紀)

 

以上のように表記されているので

ますますわからなくなります。

「いざなぎ」「いざなみ」と

ひらがなにしてみて

「やまとことば」で名前を

ひもとくと二人(二柱)の神々の

名前の意味が現れてきます。

「いざなぎ」と「いざなみ」と

一見して分かることが、「いざな」

までが同じです。

語尾の「ぎ」と「み」の違いだけです。

「いざな」は「誘う」意味です。

「誘う」とは一緒に行う意味になります。

「ぎ」は「き」のことで古代は男性に

つける名前

「み」は「み」で女性につけた名前です。

「き」を男性につける

「み」を女性につける

この命名法は今も残っています。

「かずき」「よしき」「ひろき」

は男性に命名します。

漢字は「樹」「希」「輝」になります。

「かずみ」「よしみ」「ひろみ」

は女性の命名です。

漢字は「美」「実」などになります。

今はやまとことばの意味が

わからなくなっているので

男性に「よしみ」とつけたり

女性に「ゆうき」とつけたりしますが

古代ではその面はきちんと区別して

いたことがわかります。

「いざなぎ」「いざなみ」の

二人の神々の名前は

一緒にものごとを成す男女

いう意味なのです。

 

古事記の最初に男女が

助かってものごとを成すことを

最初から教えているのです。

一人でやりましょうと

教えていないのが古事記の世界観です。

「いざなぎ」と「いざなみ」は

天から使命を与えられます。

それが

「修理固成」(つくりかためなせ)

漢字で表記されるとわからなくなります。

分かりやすく言えば

「日本の国を魂をこめて作りなさい」

そんな意味なのです。

それを男女、二人で助け合って

やりなさいという意味なのです。

古事記の世界観は二人で助け合って

おこなう、そこから始まっているのです。

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