名前のことだま®を学ぶ人・実践する人を育成し、世界に向けて「和の精神」を広げる
命名言霊学協会

山下弘司とは

山下弘司プロフィール

福岡県生まれ。現在金沢市在住。

2001年 日本の叡智「言霊」を基本として、人をしあわせにする「名前のことだま®(命名言霊学)」を独自に開発。

2003年 命名言霊学協会を創設。代表を務める。

現在、各講座を通して「名前のことだま®」を普及活動している。

※名前のことだま®、ジパング・コード®、ことだま師®は山下弘司の登録商標です。

 

著書

人生が100倍楽しくなる 名前セラピー (マイナビ文庫) 

(毎日コミュニケーションズ 2009年7月発売 2014年2月文庫版発売)

 

 

『名言なぞり書き50音セラピー』
(世界文化社 ひすいこたろう/山下弘司 共著 2019年 出版)

 

インタビュー

山下先生に、「名前のことだま®」を開発しようと思ったきっかけや、「名前のことだま®」「ジパング・コード®」の活動をされている想いについてお伺いしました。

質問者:山下先生は2001年から「名前のことだま®」の活動を開始されていますが、それ以前は何をされていたのですか?

学校を出たあと、普通の就職はしませんでした。

自分は、やり始めたら、徹底的にやってしまうタイプだと分かっていたので、就職してしまったら、会社のために自分の時間のすべてを費やしてしまうなと思い、お金より「時間」を優先しました。

それで、友人と一緒に、有名な講師を呼んできてセミナーを開催する活動をしていました。

10年ほどその活動は続けましたが、少ないときは月8万円とか、それくらいの収入で暮らしていましたね。

質問者:最初から「お金より時間を優先する」と決めて、人生を選択したというのは、すごいですね。でも確かに、「名前のことだま®」の研究成果を見ても、山下先生が「やり始めたら徹底的にやる」タイプだと言うのは、よく分かります。

その10年間は、講師ではなく、あくまでセミナーの企画・運営者でしたが、著名な先生を呼んで行う自己啓発系のセミナーを多く開いていました。

ただ、セミナー自体の内容も講師の質も高いのに、受講している人が思ったように変化していかないのを見て、「どうしてだろう?」と疑問を持つようになりました。

それで、気づいたんですね。自己啓発系のセミナーに来る人の多くは、「自分には何かが欠けている。だから外から欠けているものを取り入れなくては」という思いで来ているのだ、と。

でも、「自分はダメだ」という思いが出発点の学びでは、結局人は成長しないのです。

それで、もっと自分にあるものに目を向けて、自己肯定感を高めるような講座はできないだろうかと考え始めました。

質問者:「欠けている」という思いから出発した学びでは効果が出ないということ、とても分かる気がします。

そんな想いを持ち始めた1999年頃、自己啓発系のセミナーの運営をしていた縁で、神社の話をする先生と出会いました。

今は神社が「パワースポット」として注目を集めていますが、当時はまだマニアックな人しか神社になど興味を持っていなかった時代です。

その頃に100社くらい神社を回り、「ことだま」にも出会いました。

以前開いていた自己啓発系のセミナーは、主に欧米の考え方を学んだ先生を講師に迎えていましたが、この頃、「自分たちは日本人なんだから、欧米の考え方を学ぶのではなく、まずは日本に古くからある考え方を学ぶべきじゃないか」という想いも持ち始めました。

「もっと今の自分にあるものに目を向けたら、自己肯定感が持てるようになるんじゃないか」という想いと、「日本に元々あるものに目を向けたらいいのではないか」という想いが、そのときに重なりました。

質問者:確かに、「日本的な考え方を学ぼう」というセミナーは、今も少ないですよね。それはきっと「日本人なんだから、日本のことなんて今更学ばなくても」という考えがあるのでしょうけれど、意外と欧米のことより、日本のことの方をみんな知らないですよね。

本当、そうなんです。みんな「白雪姫」や「シンデレラ」の話は知っているのに「クシナダヒメ」や「コノハナサクヤヒメ」の話は知らない。

「クシナダヒメ」や「コノハナサクヤヒメ」などの話を知ることで、欧米とは違う、日本人が日本の女性に求めていた「女性性」が分かったりします。

西洋の童話の「プリンセス」は、結婚がゴールですが、日本の神話の「ひめ」は結婚がスタートです。つまり、「完璧ではない男性を、どう育てていくか」が実は重要なのです(笑)

プリンセスに憧れて、完璧な「王子様」が現れるのを待ち、婚期を逃してしまっている女性には、この話は響くのではないかなと思います。

そのように、日本の神話の中には今の生活に活かせる知恵がたくさんあるのに、学校の授業ではただの「知識」としてしか教えない。だから「つまらない」と感じられてしまいます。

私は、日本語の意味も、神話の内容も、今の生活に生きる「知恵」として伝えていきたいと思っています。

質問者:山下先生は、今は、そのように日本の神話を伝える活動もされていらっしゃいますが、最初は「ことだま」だったのですね。

やはり人が興味を持ちやすいのは「自分のこと」なのですよね。

「欠けている」という意識を持った人の自己肯定感を高めたいという想いもあり、最初は「自分のこと」として身近に感じられる「名前」から入ることにしました。

日本には「音義説」というものが元々ありました。江戸時代に作られた学問で、日本語の50音にはそれぞれに意味がある、というものです。しかし、あるときから「音義説」は授業で教えなくなった。だから、今の人たちは、漢字に意味があることは知っていても、日本語の50音すべてに個別の意味があることを知らないのです。

この「音義説」については文献も少ないのですが、調べると興味深いことがたくさん書いてあり、私は「音義説」を参考にしながら、それを「名前」と結びつけ、「名前のことだま®」という独自のものを開発しました。

質問者:「ことだま」「言霊」と言われると、スピリチュアルなものを連想してしまう人も多いかと思いますが、元々は「学問」から来ているのですね。

そうです。「霊」という文字がついていると、「除霊しますよ」と言って高額をだまし取る詐欺を連想する人がいたりしますが、「名前のことだま®」は、超能力とか超常現象などとはまったく無縁のものです。

そもそも私にはそんな特異な才能はありませんし、私が目指しているのは「ごく普通の人が、当たり前に幸せになれる社会」なのです。

質問者:それはとても素敵な視点ですね!

私がまず「名前のことだま®」と「名前」から入ったのも、身近な人に「あなたの名前の〇の文字は、こういう意味があるし、いい名前ですね」などと伝えたら、とても喜んでもらえた、という体験が大きいです。

名前のことだまや、日本語の50音の意味を知っていると、初対面の人や、たとえばタクシーの運転手さんなど一期一会の人とでも会話が弾み、相手を喜ばせることができます。

質問者:名前を褒められると、やっぱり嬉しくなるものですよね。

そうですね。
やはり「自分の名前」=「自分」ですから。

だからこそ、自己肯定感が低い人には、まず自分の名前を好きになって欲しいと思います。

私の独自の調査ですが、「あなたは自分の名前を好きですか?」と訊くと、10人に2人は「好き」と答え、2人が「嫌い」と答え、残りの6人は「好きでも嫌いでもありません」と答えます。

以前は、「嫌い」と答える2割の人が問題だと思っていましたが、「好きでも嫌いでもない」と答える6割の人も、実はかなり問題なのではないかと感じるようになりました。

マザーテレサも「愛の反対は憎しみではなく無関心です」と言っていますが、自分の名前に興味がないということは、「自分に興味がない」「自分に愛情がない」ということなのです。

でも、「あなたの名前の〇にはこんな意味があって、△にはこんな意味があって、□にはこんな意味があるから、あなたはこんな人生を歩むことを期待されている人ですよ」などと教えてあげることで、その人は、自分の名前に関心を持ち始めます。

そして面白いことに、自分の名前を好きになり始めると、今まで悪かった両親との関係も良くなったりするのです。

自分でつけたわけでもないのに、一生自分についてまわるのが名前ですが、その「名前」に関心を持ち、好きになることには、本当に大きな意味があります。

質問者:「名前のことだま®」の講座に来る方は、自分の名前についてもっと知りたいという人が多いのですか?

自分の名前の意味について知りたいという方からは、個別鑑定を頼まれることも多いですが、初めから講座にいらっしゃる方もいます。

どちらにしても、自分の名前の意味を知ると、身近にいる人の名前や、出会う人の名前にも興味が湧いてきます。そして、「50音全部知りたい」という気持ちになり、講座で50音の意味やエピソードを勉強し始める方が多いですね。

そして50音のエピソードを学ぶうちに、日本の文化にも興味が湧いてきて、神話などについても勉強したくなります。さらに日本の文化や日本語の奥深さを人に伝える活動もしたいと思い、「ことだま師®」になったり、「ジパング・コード®」の上級講座を受ける方も少なくありません。

そうやって、最初は「自分の名前について知りたい」「自分の使命を知りたい」というだけの一歩でも、その一歩を踏み出すことで、日本の文化の深さや広がりに触れるきっかけになります。

だから、まずは個別鑑定でも、入門講座でも、最初の一歩を踏み出して、仲間に入ってもらいたいですね。

質問者:山下先生は、「名前にもっと興味を持ってほしい」というだけでなく、「日本の文化にもっと興味を持ってほしい」という想いが強いのですね。

そうですね。やはり日本に生まれた日本人なら、もっと日本の文化を知り、古来日本の知恵を今の生活に活かしてもいいと思うのです。

私は、名前から「時代」も読み解けると考えています。

以前は、女性なら「〇〇こ(子)」「〇〇よ(代)」、男性なら「〇〇お(夫、男、雄)」などの「お列」で終わる名前が多かったのですが、最近は「さくら」「ゆうな」「ひな」「そら」など「あ列」で終わる名前が多くランクインしています。

「お列」は、「物の豊かさ」を表す言葉なので、物が豊かでなかった頃には、「お列」が必要でしたが、今はもうあまり意識する必要がなくなり、むしろ「目に見えないものを大事にする」という「あ列」に意識が向いているのが分かります。

また、「れん」「りん」という「ん」で終わる名前が数年前まで長くランキングの上位に入っていました。これは、「時代が一つ終わり、新しい時代が始まる」ことを予感させます。

さらに「れん」「りん」の「れ」「り」は両方とも「ら行」の言葉です。

たとえば「き」は「木」、「み」は「水」など、50音には対応する物があるのですが、「ら行」にだけはありません。「ラッパ」「りんご」「瑠璃」など、対応する言葉がありそうですが、それらは外国からあとで入ってきたものです。

つまり、「ら行」は「外国とのつながり」を意味しています。

これからは外国とのつながりも鍵になってきます。

それは多くの人が分かっていることでしょうが、多くの人は「幼いころから英語を勉強するべきだ」という方向に向かっています。しかし、本当に「外国とつながりを持つ」ためには、まずは自分自身の軸を持たなくてはいけません。

つまり、日本のことをもっと学ぶ必要があるのです。

これから2020年のオリンピックに向けて、日本はさらに大きく変化していく時期に差しかかっています。

その変化をしあわせな変化にできるか、新しい時代を豊かな時代にできるかは、私たちにかかっていると思うのです。

日本に生まれた日本人の私たちのなかには、日本人の感性はすでにあります。外から何かを取り入れる必要はないのです。ただ、それを目覚めさせればいいだけです。

私の講座を聴いた人がよく言うのは、「知らなかったことだったけれど、漠然と感じていたことを形にしてもらえたように感じた」「おばあちゃんの知恵を学んだような気持だった」という感想です。

私はあなたに何かを「与える」つもりはありません。

私の役割はただ人の心をノックして回ることです。それで眠りから目覚める人もいるでしょう。でも、眠ったままの人もいます。それはそれでいいと思っています。

でも目覚めた人には、今度は他の人の心をノックする人になって欲しい。

そうやって、日本人の心を目覚めさせた人を増やしていきたい。それが私の願いです。

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