「お盆って何ですか?
~先祖が帰ってくる日本のお盆」
お盆の時期ですね。
小さい頃、
祖父母が信仰厚い人だったので
毎日のお勤めとお盆を
きちんと行っていました。
小学生の頃はお盆のなんともいえない
もの悲し雰囲気が好きでした。
精霊流しも思い出のある行事です。
「お盆」と言えば「仏教儀式」と
思っている方が多いと思います。
一説に依れば仏教の
「盂蘭盆(うらぼん)」がお盆の
由来と言われています。
「盂蘭盆(うらぼん)」とは
お釈迦様に神通力のある目連という
お弟子さんがいました。
目連は神通力を使って自分の母親が
極楽に言っているかを調べました。
そうすると自分の母親が極楽ではなく
餓鬼界にいっていることが分かりました。
餓鬼界とは欲望が満たされずに苦しむ
地獄です。
飢えて苦しみ、目の前に食事が
出てきて食べようとすると跡形もなく
消え去り、飢えの苦しみが増します。
自分の母親の姿を見た目連は
お釈迦様に尋ねます。
「母親が餓鬼界で苦しんでおります。
食べたいのに食べられずに
苦しんでおります。
どうしたらいいでしょうか」
お釈迦様の答えは、
「あなたが生きている人たちに
食べ物を供え与えることで
その喜びが母親に流れて
母親が飢えから解放されて
極楽にいけるだろう」
そのことを聞いた
目連は同じ修行仲間(比丘)に
食べ物を与えました。
これがお盆の由来と言われています。
現在も先祖が好きだった食べ物を
備えています。
供養とはまさしくその字のごとく
食べ物を供えて養うことです。
この時期は寺院では
施餓鬼会(せがきえ)が行われています。
無縁仏や餓鬼界で苦しんでいる
亡者に対して、お供えをして供養することです。
餓鬼に施すので施餓鬼と呼ばれています。
施餓鬼は宗派によって呼称もちがいます。
「盂蘭盆(うらぼん)」の話は
先祖が困っているので子孫が助ける
それが基本になっています。
苦しんでいる先祖を助ける供養、
これが中国から移ってきた考え方です。
それを日本人は受け入れました。
中国から供養の考え方が移ってくる前に
古代日本には祖霊信仰がありました。
先祖が亡くなった後も私たちも
守ってくれるという考え方です。
先祖は亡くなると山に行って
子孫を守ってくれます。
自分たちを守ってくれる先祖に対して
感謝していくのが先祖への考え方でした。
そしてその先祖が時折、子孫の元に
戻ってくると考えました。
帰ってくる先祖に対しておもてなしを
したのです。
中国からの盂蘭盆(うらぼん)と
日本古来の祖霊信仰が結ばれて
行われているのが現在のお盆になります。
日本の場合の特徴は
先祖がこの世とあの世を行き来することです。
本来の仏教は極楽浄土にいくと
この世の帰ってくることはありません。
この世に帰ってくるのは
日本の祖霊(先祖)の特徴です。
私たちは普通に先祖が私たちを守り、
帰ってくると思いますが、
それが日本の特徴になります。
お盆も中国から渡ってきた
盂蘭盆(うらぼん)と日本の
祖霊信仰が組み合わせたものです。
日本の場合は
外来物ともともとあったものを
結ぶことが多いです。
日本の国はやはり
「むすび」がポイントなります。
使命と日本の知恵を
名前を通してお伝えしています。
共感していただける方は
シェアお願いします。
(おわり)
【ことだま師9人の熱いメッセージ!ことだまこうしえん2023】
一人一人のことだま師®が、人生かけて自分の言葉で語る姿は、
日本中に感動を与える高校球児たちのように、
きっとあなたの心にも、大きな感動と気づきをもたらすはず。
日時:【9月18日(祝)】
場所:東京新橋駅徒歩2分の会場
▼ようこそ!名前のことだま®の世界へ!~ことだまこうしえん2023~
https://kototama-himehiko.com/namae/adachi/230718/
◇ことだまYouTube動画◇
【良いものって上の方にある!「あ」のことだま】
(15分43秒)
↓↓↓
https://youtu.be/D5Ofjc5yInc
(チャンネル登録お願いします♪)
==========
シェア・拡散大歓迎(^^)/
ほぼ毎日配信!興味ありそうなお友達にご紹介ください(^^♪
登録頂くと名前の「幸せポイント一覧表」プレゼント!
登録はこちらから↓↓↓↓クリック