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命名言霊学協会

氏名は使命1 名前に秘められた親の思い

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名前のことだまのポイントは氏名は使命です。

私たちの名前に秘められているもの
それが使命ということです。

17年にわたり「氏名は使命」を伝え続けてきましたので
最近はこのキャッチコピーを使う人もちらほらを見かけるように
なりました。

名前といえば親の子どもに対しての期待、願いです。
こうあって欲しい、こんな人生を送って欲しい
そんな願いを子どもの名前につけます。

その名前を多くの名前は漢字の意味としてつけています。

以前は儒教的価値観を漢字の意味に託して命名していました。

儒教的価値観とは古代中国の思想の儒教で大事にされていた
五常という価値観です。

五常は「仁義礼智信」です。

「仁」とは人に対しての思いやり、慈悲の心です。
名前としては「仁美」「仁(ひとし)」などと付けられています。
皇室では男子の命名に「仁」をつける慣習があります。
皇太子は徳仁(なるひと)さまですし、一番若いお子様は
悠仁(ひさひと)さまです。

皇室は男子には人に対しての思いやりを一番の願いにしてきたことが
名前から見ることができます。

「義」は正義(まさよし)、義隆(よしたか)
「礼」は礼子(れいこ、あやこ)
「智」は智子、智之
「信」は信子、信行

などの名前で付けられています。

儒教では五常でしたが日本の場合はそれに三つの徳目である「忠孝悌」を
付け加えて八つの価値観を持っていました。

「仁義礼智忠孝悌」はかの南総里見八犬伝で有名になりました。

「忠」は忠、忠之
「孝」は孝子、孝(たかし)
「梯」は悌三

五常に三つの徳を組み合わせた価値観を
自分の子どもに付けてきた歴史があります。

今でも付けられる命名ですが少々堅苦しく感じる名前なのか
最近ではあまり名前として付けられることは少なくなりました。

少々堅苦しい命名はだいたいにおいて漢字、儒教的な価値観を
子どもに求めたと言うことでしょう。

漢字の意味を子どもの名前に付けた来た親の願い、期待が
名前の歴史に込められています。

五常の価値観を基本にしながら、漢字の意味やイメージを
名前に込めるのは現代でも変わらずにあるものです。

日本の命名には儒教的な価値観もありますが、
もちろん日本的な価値観もあります。

それは明日書いてみます。

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