ことだま師リレーブログ、今月は
「感銘を受けた、名言・名文をことだまでひも解いてみよう」
というチャレンジです。
どうか、お付き合いくださいませ。
私たちことだま師が名前のことだま®をお伝えする時
その意味に具体的なモノが当てはまっていることだまの説明だと
やはりとても伝えやすいです。
例えば、「木」や「田」や「日」や「手」などを表すことだまなら
すぐにイメージから連想してもらえて理解してもらいやすくなる
というのがあります。
その中でも「み」(すなわち「水」)のことだまの意味は
水の特性、すばらしさをお話してゆくので
皆さん、大抵興味深く受け止めてくださり
こちらも一段と気合が入ります。
「み」のことだま
(使命・役割) 水・実・三
(説明) 清める・磨く・浄化する・育てる・合わせる
(裏) 濁流、洪水(抵抗、破壊)・流される
※詳しくは、ことだま師による鑑定をおススメします。
神道において祓戸大神(はらえどのおおかみ)の四神のうちの一柱に
一説には天照大神の荒魂と言われる、瀬織津姫という水の女神がおられ
有名ですね。水の働きを象徴的に表わされていると思います。
もろもろの禍事(不吉な事柄、凶事、災難。また、災いを招くような縁起でもない言葉)、罪、汚れを川から海へ流すとされ
人の汚れを早川の瀬で清める、治水の神です。
そして、また今「み」のことだまの裏の意味が
我々に戒告(過失・失態・非行などを強くいさめること)として
現れてきているかのように
梅雨や台風など自然災害に
住民としてますます注意が必要な事態になってきました。
特にここ何年か、記録的な降雨量や甚大な被害のニュースが相次いでいます。
神様といえども「汚れの量がハンパないわ」、「さばききれへんわ」
とため息が聞こえてきそうです。
水についての名言があります。
晩年自ら「水の如く」と名乗った黒田官兵衛・黒田如水の水五訓です。
名前のことだま®を学んだことで、水の性質を意識し、感じ、感謝し
ますますすばらしさが深まりました。
一緒に味わっていただけたらと思います。
[水五訓]
一、自ら活動して他を動かしむるは水なり
二、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
三、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
四、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
五、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり 雨となり
雪と変じ霰(あられ)と化し
凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう)たる鏡となりたえるも
其(その)性を失はざるは水なり